消費税が来年4月から8%に、再来年の10月から10%に増税される。
圧勝した自民党はまだ未確定事項で経済成長率などを見極めてから決定するなんて言ってるけど、経済指標などに関係なくまず間違いなく引き上げられるだろう。

既に物があり過ぎて処分にすら困ってるような高額所得者には、消費税が何%になろうとさほど生活に影響することはないだろう。むしろ、これから否が応でもお金を使わざるを得ない若者には大打撃だ。
日本の経済を活性化させ、本気でインフレに持っていきたいならむしろ消費税は下げた方が効果的だろうと私は思う。財源を確保したいなら、生活には直接関係のない何100万円もする自動車や時計などの宝飾品、別荘や高級酒などにガシガシ税金掛ければ良いと思うのだが…。それでも欲しいと思う金持ちは絶対にいるし、金が余ってる奴らだ、消費税が30%になったってきっと買うだろう。

むかし京都は家の入口間口の広さで課税額が変わった。だから、入口が狭く奥に広いウナギの寝床のような家が多い。

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上の写真、決して裏路地ではない。れっきとした一軒家の入口である。門から玄関までの入口通路なのだ。
ここを抜け、玄関から家屋に上がらせて戴き、家の中を奥へと進むとこんな景色が現れる。
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京都名物の納涼床。
この“床”をトコと読むかユカと読むか? 聞いた話しでは、京都には納涼床と川床があって“ユカ”といえば鴨川沿いの納涼床を指し、“トコ”といえば貴船(鞍馬)の川床を指すんだそうな。軒を連ねる“床”各店の、その床の高さがまちまちなのは、そのエリアでの床としての歴史・格式の高さらしい。真新しいお店のそれは確かに低かった。

先週行った京都祇園祭の翌日、納涼床に連れて行ってもらった。鴨川の川面を抜ける風が心地よかった。こんな場所で一杯ひっかけて夕寝でも出来たら最高なんだが……。東京にこんな場所が無いのがなんとも残念(奥多摩に一軒あるらしいが)。
料金も庶民的だったから、こんなお店は消費税アップの悪影響受けること間違いないだろう。いつまでもこんな風情を守っていて欲しい、頑張っていて欲しいお店だった。