年明け1月8日と9日に行われた少年サッカー大会の開会式です。
私が所属するチームが運営幹事チームということもあって、早朝から会場へと向かいました。
サッカーに限らずのことですが“フォア・ザ・チーム”の行動をとれる選手が多いチームは相対的に強いです。全てがすべて“フォア・ザ・チーム”精神ってのもイカンのですが……。それにしても今回優勝した中野島FC(川崎)の強さはダントツでした。
さて、かなり有名らしいので以下に引用したYouTube動画、ご存じの方も多いとは思います。ご存じの方には申し訳ないですが、ちょっと説明させて頂くと、少女がアイスホッケー会場においてアカペラでアメリカ国歌を歌います。ところが、途中でマイク音声が途切れてしまうんですね。
さて、少女は…………。パソコンのスピーカーをオンにしてご覧ください。
これぞアメリカ国民の素晴らしさだと思います。こんな時のアメリカ人の団結力は、本当に見事だと思います。いろんな国の人に会いましたが、他の国でこんな(瞬時、即興の)団結がとれる国ってどこでしょう? オーストリア、オーストラリアはちょっとそんな感じがします。イタリアはきっとノリノリでやりそうです。ドイツは? フランスは?
まぁ、お隣の大陸のお国は無理だろうなぁ(デモは好きらしいけど)。お隣の半島先端のお国は可能性ありそうですね。
さて日本はどうでしょう? もしも日本で何かのイベント開催時に、この少女と同じような事が起こったとしたら私たち日本人はどんな反応をするでしょう。想像するに、音響担当のミキサーにクレーム言うことはあってもこんな風に、少女の立場を思ん量っての行動を取れる人は少ないだろうと思うのです。
このアイスホッケー会場でのアクシデントでも、たった一人ですがオバさんの下品な「ゲハハハ」笑いが会場に響いてましたが、もしかしたらこのオバさん並みの人も多いかもしれません。このアイスホッケー場でゲハハハと笑ったオバさんは、会場のみんなが国歌を斉唱し始めたときには、きっと恥じ入ったことでしょうね。
しかし日本人は、決してこのような事が苦手な国民ではないと思うんですね。むしろ、ノッてしまえば一致団結力は日本人の専売特許みたいなところもあると思うんですが、最近は見たこともわたし自身が参加したこともありません。
私が所属するサッカーチームの子どもたちには、せめてサッカーの“フォア・ザ・チーム”精神を通してこんな経験をして欲しいな、と思うのです。そのチャンスはゴロゴロ転がってるのですから。
そしてその経験を通して、思いやりのある選手、いえ大人になってくれたら嬉しいなぁ、と思う今日このごろなのです。
もうすぐ3月。
子どもたちと一緒に私も卒業です。