タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

タグ:ホムラハゼ

写真の整理してたらとっても懐かしい写真が出てきたので、一度アップしてるネタなんだけど書かずにおれなくなってしまった。

IMG_0670
ホムラハゼ@柏島・民家下

一番のリクエストがこのホムラハゼだったのでショップのガイドさん、「このあたりに出てくるはずだから、出待ちしててね」とワタシ独り残されたのだった。
独りで待つこと20分ほど。すると戻ってきたガイドさん「そこにいるじゃない!」とばかりに私の腕を叩いて指示棒を指した。
その指示棒の先に何やら小さな奴がいる。目を凝らし、やっとホムラハゼと分かったのだった。まさかこんなに小さいとは思わなんだ。この子で体長1.5cmほど。ハゼというから少なくとも5cmほどだろうと思ってた。まさかこんなに小さいとは。
しかし嬉しかったなぁ、逢えて。以来、8年以上潜ってるけど未だに逢えていない。

さて本日にて年内の仕事終了です。
これから昼飯食べて大掃除して一杯飲んで今年のお仕事はおしまい。
皆さま、良いお年をお迎えください。

先週末の連休使って行った屋久島で逢いたい奴を色々とリクエストしてました。その中の一つがホムラハゼ。3年前に柏島で一度会ったことはあるんだけど、まだ未熟なカメラ技術に思った通りのカットが撮れなかったのね(そん時のブログ)。で、リベンジしたかったんだけど、残念ながら逢えず。
自分としては出てくるまでズ~っと、それだけ待ってても良かったんだけど、ガイドくんの「今日はきっと出てこないッス」の哀しい言葉で他のサカナを探すことに。で、居たのがコイツ。

homura

ホムライロウミウシ@屋久島・タンク下。

ワタシ的にはウミウシにレンズ向けることは滅多に無いんだけど、「これ、レアです」のスレートに書かれた言葉に思わずパシャリ。
陸に上がって名前を聞いたら“ホムラウミウシ”だっていうじゃない。ホムラハゼの代わりか? まぁ、代わりに見つけるたってそんな簡単な奴では無いんだろうけど。

ホムラハゼには劣ると思うけど、確かに炎(=ホムラ)のような色合いは素敵だ。

台風も気象庁の予想を上回るスピードで駆け抜けてくれて、なんとか羽田から飛び立つことが出来ました(先週の話しネ)。
木曜の夕刻に高知へ飛び、そこから50分バスに揺られ高知駅へ。2両編成でも“特急”という電車の誰も居ない指定席に乗り(指定席代、損したぁ!)、はたまた途中で各駅停車に乗り換えて移動時間7時間を超える旅程の末に、到着しました!柏島に。

今回、柏島にて撮りたかったお友達は3匹。その中の一番会いたかったのがホムラハゼでした。

宿毛(すくも)の駅で出迎えて頂いたショップオーナーさんに開口一番、「ホムラハゼ、見られますかね?」と聞くと、「アレは個体数少ないし、滅多に見られないんですよ。柏島では△◇◯Ωαγθ……、こればっかりは運だしなぁ(あまりのショックに途中から聞こえていない)」。
宿毛から柏島までの45分間。私の心は幽体離脱をいたしておりました(死んでないか)。

翌朝。
それでも初日から連れて行ってくれました。ホムラハゼのポイントに。そして、わたし独りを残して他のゲストさん達は海中散歩へ。

小さな洞くつのような穴の前に着底し、たった一人という孤独に耐えながらひたすら待ち続けました。途中、目の前をヒバシヨウジが横切っても、穴の奥からスザクサラサハゼが姿を見せてもシャッター切らず目もくれず、ジ~っと穴の中を凝視していました。


そして待つことおよそ30分。出てきてくれたのですよ、ホムラハゼ君。

homura

出来ればとぼけた正面顔を撮りたかったのですが、会えただけでも感謝感激です! 体長2㎝ほどの、とっても可愛いハゼなんです。
待って待って待ち続けて会えただけに、感激もひとしおでしたぁ。な~んか待ち合わせの時間1時間過ぎてもあきらめずに待っていて彼女と会えた、初めてのデートの時みたいな感動でした。

@柏島・民家下 北

このページのトップヘ