takanohadai

タカノハダイです。画像が荒くて申し訳ありませんm(_ _)m 
中学生のころ釣りに没頭していたことがあって、ほぞのタナゴ釣りからヘラブナ釣り、そして海釣りに当時としては珍しいルアーフィッシングなんかもやってました。
初めての磯釣りで私はこのタカノハダイを釣り上げました。当時、わたしはまだこの魚の名前を知りませんでした。すると私を連れてきてくれたオヤジさんが、「オッ! ヒダリマキじゃないか!」と。
この魚、ヒダリマキとも呼ばれているんですね。

その当時はまだ、蔑称としてのヒダリマキって言葉がけっこう使われていたので、わたしはなんだか自分の釣り竿にバカな魚が食いついたんだと解釈し、初めての磯での本来なら喜ぶべき釣果だったのになんだかとっても気分悪かった記憶があります。
ちなみにワタクシ、つむじ二つありますが片方は左巻きです。

身体の模様からヒダリマキなんて呼ばれてるのだと思うのですが、実はミギマキもいます。ヒダリマキはタカノハダイの俗称ですが、ミギマキはタカノハダイ科タカノハダイ属のちゃんとした和名です。なんか不思議です。別に模様が右に巻いてようが左だろうが、彼らは仲間なんですけど、なんでヒダリマキは正規の和名にならんのでしょう? やっぱり蔑称だから差別用語として使ってはイカン、ってことなんでしょうか。

しかしそもそもがつむじが左巻き=オツムが緩む=ちょっと足りない、って発想が飛んでる。わたし的には面白いっちゃあ面白いんだけど、何でもかんでも締めれば良いってモンでもないだろうに。
安物のネジなんかギュウギュウ締めてると(右巻き)ときどきネジ山が潰れて使い物にならなくなることもある。ビンの蓋だってギュウギュウに締めれば次回開けるときに苦労する。ダイビングのエアバルブだって全開にしてはいけない。少し遊びを残しておくものだ。
だいたいミギマキがあるのなら戻すときにはどっちに巻くのだ。左に決まってるではないか。だからタカノハダイの仲間だってミギマキが正式な和名として登録されてるならヒダリマキ君だって一緒にしてやらなきゃ不公平ってもんだと思うのだ。