タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

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バブルコーラルシュリンプ@宮古島・ドロドロパークNo.2

私のバディは便秘症で、しかも日本を離れるとその兆候が顕著になり、東京を脱出し日本国内のどこかに行くとスッキリ!快腸!になるという特異な体質を持っている。
いっぽう私はというと胆石で胆のうを取っちゃって以来、どちらかというと下痢症で、とくに深酒した翌日などは行動の際に注意が必要となる。だから、“どうやっても出ない”というマイバディの特異体質は、時にとても羨ましく感じる。
しかし、“出ない”のが3日も4日も続くことがあるというから想像を絶する。あれだけ食っとるっちゅうに……。腹ん中、どうなっとるねん。

タマゴでお腹プンプクリンのこのバブルコーラルシュリンプも、気分はマイバディと一緒なんだろうと思う。

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トガリエビス@宮古島・ドロドロパークNo.2

昨日、ラーメン屋のカウンターでラーメンすすってたら背後のテーブル席から声高な会話が耳に飛び込んで来た。声のトーンから小娘だと察したので持参した本の読書に集中しようとした。ところが、「あの時にちゃんとやってれば今の人生も変わってたのにィ」という言葉に、思わず振り向いてしまった。

想像したとおりの二十歳前後と思われる娘が二人、なにやら試験勉強の話しを大きな声で話してるのだった。で、どうやらこの夏休み前の試験で失敗したらしい。その話しから流れて、過去の受験の時の話しになり、その時にも失敗して「あの時にちゃんとやってれば……」に話しは繋がっているようだ。

それにしてもしかし……。二十歳そこそこで人生失敗したと言うこの感性はなんなのだ! 目先の学期末試験も失敗してるようだから、決めつけては申し訳ないが、今までの試験はことごとく失敗してるのではあるまいか。
努力もせずに生きることをとやかく言う気は毛頭無いが、この娘はきっと目の前に至極の幸福が訪れても気付かずにいるんじゃなかろうか。何故ならこの娘の世界はとても小さい。自分の知らない世界の幸福なんて分かろうはずは無いだろうと、ラーメンすすりながら考えてしまった。

トガリエビスが住むこの穴の向こうに抜ければ、また違ったテンジクダイが群れる世界が広がっている。そんな事にも気づかずに彼女は狭い穴の中、自分にとっては広い世界だと感じたまま一生を終えていくのだろうか。まだまだいくらでも羽ばたける年齢なのに。

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