タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

タグ:スポットライト

東京オリンピック、開催が決まりましたね。まずは バンザ~イ!バンザ~イ! です。

中国や韓国は東京での開催に否定的ですが、否定する理由が福島原発に起因するものではなさそうなのが不思議です。
とはいえ韓国は日本の海産物、福島、千葉、何故か海のない埼玉や群馬も含めて輸入禁止にしたそうですが、それはそれでどうぞごご随意に、ですね。(福島、千葉の漁業関係者の方には大問題ですが)

かつてモスクワオリンピックの時、アメリカが不参加表明しました。アメリカ依存の日本も右に倣えで不参加となりました。
スポーツが政治に利用され、政治が理由でオリンピックに参加出来ないのは悲しい限りです。しかし、7年後の東京開催でそれまでに福島原発の問題が解消されないなら(私は多分出来ないと思う)、その時になっても放射能に対して危惧を抱くなら中国も韓国も、他の国も出場辞退すれば良いと思います。悲しいけれど…。
大気汚染が酷いからと北京オリンピックの辞退者があれほどいたんですから、東京でその選択があってもそれは当然の事と思います。

だから安倍さんは、死んでも福島の問題を解決せねばなりません。国として責任を持つと言ったからには、自らが率先して福島原発に乗り込み陣頭指揮を取るくらいの気構えが必要でしょう。へりを飛ばして空から眺め怒鳴り散らしてたかつての首相のような事だけはくれぐれもなさらないでいただきたい。

さて、そんな話しは止めにして……。

光の帯が差し込む海中を潜るときほど気分爽快なことはありません。
海中に光のスポットライトが照らすので有名なのはロタ島のロタホールです。

rota

個人的にはこのロタホールよりもサイパンのスポットライトの方がダイビングポイントとしては好きです。

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このサイパンのスポットライトの洞くつ内には別の穴へと続く通路があります。通路を抜けると小部屋になっていて、そこは光がまったく届かない真暗の世界です。ちょっとドキドキもんです。

そしてこんな光の帯が差し込むポイントもあります。

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石垣島・崎枝ビッグアーチです。

今週末、ちょっと遅めの夏休み戴いて潜ってきます。3年ぶりの石垣島です。

spotlightその昔、編集関係の仕事をしてたときのこと。
私がまだペーペーの駆け出し記者時代で、直属のデスクと組んでの仕事だった。街頭で、ある有名人物の行為に対する感想を聞き集めてくるのが私の仕事だった。詳しい取材内容をここで書くと、チット拙いのでそこは省略させて頂くが、20人ほどのコメント取材したらたった一人だけ、その人物の行為に対してNo!という回答があった。

デスクはそのたった一人のコメントを見出しに大きく利用した。
私が「それはちょっとマズくないですか?」とそのデスクに言うと、「君が取材してきた中のこのコメントは、嘘なのかい?」と聞き返された。
私が「嘘ではありません」と言うと、「じゃあ、良いじゃないか。嘘ではないのだから」と返された。
たった一人の意見でも、そこにスポットライトを当てたわけだ。一点を注視しクローズアップすることは、実際に多くのメディアが行っている。メディアが自己主張をしているのだ。
しかし今のネット時代においては絶対多数の意見が、その反対である少数意見をいっぺんに駆逐してしまう。時にはその少数派に対し、糾弾に近い記述も散見される。

たった一人の言葉をクローズアップした情報を、さも多数意見のように受け止めてしまうのも怖いけれど(実際、狙いはここにある)、集団で少数派を一方的に攻撃するネット世界はとても怖い。
今までの既存メディアが一方通行の情報発信だったから一点をクローズアップした主張が可能だった。しかし、ネットというメディアは誰でも参加でき、そして情報に対してフィードバックすることが容易に出来る。

日本が大戦に突入していったあの時代。少数意見者は国賊として葬り去られた。
人の意見に流されることなく自分の思考をまとめ、付和雷同せすに行動し発言することは実際とても難しいことであり、とても勇気の要ることだ。
でも、それをやらんとイカンのだろうと思う。私も!とは思うのだが、訪問者は少なくともココが炎上するのも怖いし、スカートの中を写真撮影したなどという事実無根の冤罪で逮捕されるのも勘弁だしなぁ。

お隣り大陸の大国さんほどでは無いとしても、日本においてすら言論の自由なんて実際の話無いのかもしれない、なんて今朝の電車の中で考えていたのだった。

写真はサイパン・スポットライト

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