タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

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一昨年シークレットベイに潜ったときは、水温は低いわ透視度は1㍍ほどだわと、まぁおよそナンチャッテダイバーの私には出来れば避けたいダイビングポイントだった。しかし、今回のお目当てであるピクチャードラゴネットはここにしかいないってんで、フードベストも用意し、覚悟して潜ったのだった。
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ところがいざ潜ってみると。
水温は相変わらず低かったけれど透視度は10㍍以上で、ニゴニゴ味噌汁状態を覚悟していた私はすっかり拍子抜け。それどころか水深が浅いので太陽光がサンサンと差し込み、綺麗ったらありゃしない。そんなキラッキラの海中に、突如やって来たスカテンの大群。太陽光が差し込む中をキラキラと銀鱗輝かせてまるで竜宮城に来たようだった。
しかし、まさかこんな光景に出会えるとは思ってもいなかったから、持参したカメラはマクロ1台のみ。こんな時のためにワイドレンズ装着したセカンド機(コンデジね)持ってきてたのに、この日は部屋に置いてきてしまっていたのだった(泣)。
イクジットしてその話しをサリダイブのサトミさんに話したところ、「このシークレットベイではワイド狙いのひとの方が多いですよ」。その情報、出発前に欲しかったッス。 

上のカット、ワイドで撮ってたらとても綺麗なカットになっただろうになぁ(号泣)。

スカシテンジクダイ@ミンピ・シークレットベイ。

学生達も夏休みに入ったのか少なくなってきて、通勤電車が空いてちょっと楽になってきました。このムシムシ陽気に押しくらまんじゅうのスシ詰め電車は勘弁して欲しいものです。

さて、丸一日をかけてミンピ・リゾートにようやっと到着した時はすでに太陽も傾き、もうすぐ海に沈む頃でした。
部屋に入って設備などをチェックし(これがまた凄いのです。コッチの話しは後日)、まずはダイビングショップに向かいました。日本人スタッフのメグさんに、開口一番「ピクチャードラゴネットが撮りたいんです!」とリクエスト。
すると「シークレットベイに居るけど、今は透明度は悪いし水温も低いですよ」とのこと。

透明度が悪いのはレンベだってそうだったから大丈夫だろうとタカをくくり、水温低いってどの位?と聞くと、24度くらいだとの返事。ゲッ!伊豆並みだ。この温度じゃ、3㍉ウェットじゃぁ無理だ。
インナーを借りようと思ったら、無いとのこと。結局、寒くて無理だったら上がることにして、持参の3㍉で潜ることとなりました。

ところがそのシークレットベイ。水温の低さより透明度の悪さにビックリ仰天! なんと、透明度1㍍ほど。ちょっと目を離すとバディの姿が見えなくなるのです。

水深が最大でも5㍍ほどと浅いので、どうしても見つからないときは浮上して泡の出てる場所を確認し、再潜行すれば良いので心配はないのですが、まるで味噌汁の中に潜っているような状況ですから、お目当てのサカナを捜すのもひと苦労。
仮に見つかったとしても私の技量で果たして上手くカメラに納められたか、まったく自信の持てない透明度だったのです。

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結局、ピクチャードラゴネットに会うことは叶いませんでした。
これでまた、ムンジャンガンに行く口実が出来ました。

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写真はシークレットベイに居たゴンズイ。
小さな穴に押し合いへし合いの押しくらまんじゅうです。まるで夏休み前の通勤電車を彷彿とさせます。右上端には乗り遅れた(入れなかった)奴が。

ヒョッとして水温が低いから遊んでいたのでしょうか?

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