けっこうな数のサカナが、その幼魚時代と成魚となってからとで似ても似つかぬことがあります。ハコフグがその代表格ですが、このサカナたちもそうです。

inazumayakko

tatejimakinchaku

上はイナズマヤッコ、下はタテジマキンチャクダイ。共にスズキ目キンチャクダイ科に属します。共に成魚ですが、イナズマヤッコの子供時代はこんなオレンジ柄は無く薄いブルーのタテジマがあり、タテジマキンチャクダイの子供時代は黒地に白い丸い帯があってまるで鉄砲や弓矢の的のような紋様をしてます。

ほとんどの動物が(含むニンゲン)、赤ちゃんの頃や子供の頃が可愛いのですが、わたし的にはこのキンチャクダイ科のサカナは成魚の方が好きです。
幼魚時代も可愛いのは否定しませんが、この成長してからの艶やかさが堪らなく好きです。まさに舞妓さんのような、夜の銀座を闊歩するホステスさんのような艶やかさがなんとも魅力的だと思いません?
おぉ、そうか! 大きくなってヒネてくるから可愛くなくなるんですね。(特にニンゲン)
大きくなっても艶やかで目を楽しませてくれて優しい人(限るニンゲン)は、大きくなっても、いえ、むしろ大きくなってからの方が魅力的なのかもしれません。(男限定?)