日本のマスコミは中国・上海万博が予想を大幅に下回る入場者数だと報道してますが、現地に行かれた方のリポートをチラッと読ませていただきましたが、もの凄い事になってるみたいですね。
入場口前では中国人が大好きな“割り込み”が出来ないよう鉄柵で列がつくられるようにしてるらしいですが、ゲートに近づくなり列は雪崩のように崩れ、人を押しのけて(殴り飛ばして?)先を争うので危険きわまりないようです。
また、中に入っても人気パビリオン前では係員に誰かが何かを聞いていてもお構いなしに別の人が質問をしてきて、一人の係員に何人もが取り囲み質問攻めにして戦争状態だそうです。
いま、普天間からの移設を求めてるテニアン島でも、インドネシアのメナドでも、そして今回訪れたキューバでも中国人のマナーの悪さを耳にしました。
一昨年は“品格”なんて言葉が流行ってましたが、結局のところマナーって教育と躾のレベルだと思うんですよね。周囲の人の事を考えない。後から来る人、後で使う人の事を考えない。そんな人間が日本でも増えてきてるような気がします。
キューバは貧しい国でした。
物がありません。便座の無いトイレが殆どでした。壊れても部品が無いから修理のしようが無いのですね。1940年代のアメリカの車がバンバン現役で走ってますがエンジンを積み替えたり別の車のタイヤを付けたりと、苦労の後が見受けられました。
だから先日も書きましたが、住宅事情も酷いものです。
雨が降ることが少ないのでこれでも生活出来るでしょうが、ハリケーンが来たときはどうしているのでしょう?
流石に天井そのものが崩落した家には住人らしき姿は見かけられませんでしたが・・・・・・・、
お互いの方向に壁が傾きかけた家ではこのように支え合ってました。
日本のように地震が多い国でしたら一発でアウトです。
現地を散策中に壁の一部が崩落してくるところを偶然に目撃しましたが、その事を話すとバルコニーがそのままドスンと落ちてきたのを見たことがあると、現地の方が言ってました。
その街並みを守ろうと、フランスに攻め入ったスペインもイギリスもパリの街並みだけは壊さないようにしたらしいです。
日本に爆弾を雨のように落としていったアメリカ軍も、京都と奈良だけは爆撃目標から外したと聞き及びます。
スペイン統治時代の1800年代の建物がいまだに残るキューバ。
私たちはそれを観光者として見物してるわけだけど、何となく矛盾を感じます。
確かに歴史建造物の保存も大切でしょうが、まずは住人の安全が第一であることは間違いないわけでして・・・・・。