タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

タグ:イシヨウジ

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おッ、イシヨウジ見っけ! と何カットかシャッター押すうちに岩陰に逃げ込まれてしまった。「もうちょっといいアングルで撮りたかったのにな~」と思っていたら、別の岩陰から出てきた。

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ン? 違う奴じゃん。上はイシヨウジ、そしてこちらはオビイシヨウジ@宮古島・ドロドロパークNo.2。
このオビイシヨウジも私が満足いくまで撮らせてはくれなかった。

私たち日本人は、お隣りの大陸の方と半島の方の区別は何となく出来る。大陸の方と独立を目指す島の方との区別は難しいけれど。
きっと欧州や米国の方にとってはアジア人はひとっくくりで判別は難しいのだろうな。私が白人のお国を見た目で判断出来ないのと同じように。しかし白人にとってもアジア人でも、同士だとこのイシヨウジとオビイシヨウジくらいの差異が分かる。
国は違ってもニンゲンという分類で見れば似たもの同士、一緒ってことなんだろうけど、白、黒、黄色に赤。肌の色の違いだけはどこの国の人でも見分けはつく。もしかしたらアジがこの二匹を見たら同じ細長い種族のサカナ、としか判別出来ないのかもしれない。

なんだかいっつもブツブツと文句ばっかり言ってる奴、あなたの周囲にいませんか? 私の近辺にはいっぱいいます(笑)。
最近ではやたら反対論ならなんでもいいんじゃないかと思うほど、とにかく反対!反対!と言ってる輩もいます。反対するならその代替案も言わないとネ。
でも、自らの意思表示が出来ることは良いことだと思う。(自らの、ではなく他人の意見に流されてる気配が濃厚だけど)
イシヒョージするなら相手の意見も聞きましょう。相手の意志を無視したイシヒョージは単なるワガママです。どこかの国と一緒です。

ということでイシヨージ君に登場してもらいました。

???

isiyouji

イシヨウジ@ムンジャンガン・ミンピチャネル。

私の周辺にいる、文句ばっかりいってる人のクチ、こんなんです(笑)。でも、イシヨウジ君は文句言っててこんなクチになったワケじゃありません。

ムンジャンガンの報告ページ、出来ました。お時間ありましたら覗いていってくださいマシ。m(_ _)m

mudai

著者は誰だったか、なんていう本だったか忘れてしまったけれど、ある旅行記の中に「3日もいれば紀行文が書ける。3ケ月も滞在すれば一冊の本が書ける。けれど3年も住めば(その地の事が)何も書けなくなる」というような記述があって、なるほどなぁ~、そうだよなぁ~、と感心した記憶がある。

今の居住地に引っ越してきて26年が過ぎた。「あなたの住んでる町のことを何か書け」と言われれば、非常に困る。私が住むこの町にはチット有名な寿司屋やケーキ屋、春ともなれば駅周辺は人出でごった返すほど少しは見所のある土地柄なのだけど、そのことを書くのは結構苦しい。
それらは私にとって既に日常であり、少しも特別でも無く、ましてや人に薦められるほどのものでもないと感じ始めているからだ(春のイベントはお奨めだけど)。
私が住むこの町に、例えばアネット・ベニングがやって来たとか、ある日突然、駅前に巨大な豆の樹が天まで延びていた、とかしたらこれは紀行文が書けるどころか大ニュースなんだけど。

アッチこっちと旅歩く私にとってその旅先は全て私の非日常だけど、出会った当地の人々はみな日常の中だ。だから海中という私にとっての非日常の世界に生きる魚たちにとっても海中が日常であり、彼らにとっての非日常とは、釣り人の針に掛かってしまった時とか、荒波で陸上に打ち上げられた時などだろう。



ところが想定外の非日常が襲ってくることもあるのだった。


montsuki

このモンツキカエルウオくんにしてみれば、まさか水中でニンゲンにくわえられるとは夢にも思わなかっただろうし、

issiyouji 

このイシヨウジくんにしてみたって、まさか突然ダイバーに首根っこ摘まれるとは思わなかっただろう。
目が点どころか線になっちまってる。

日常が破壊され、これは彼らにとってはまさにトンでもない大事件なわけだ。
彼らに文才があれば今ごろ「モンツキ危機一髪!」とか、「イシくんの大災難」なんて物語を書き始めてるかもしれない。










 

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