ずっと前に「想い出の曲」と題し、記憶に深く残る歌の話しを書き、その時にはきっと第二弾も書くだろうと思って(その1)としたのだけど、結局それ以降は書くこともなく今日まできてしまった。
で、やっと(その2)です。…………、ネタ切れにつき
大学に入って私はがむしゃらにバイトをし、ホンダのシビックRSの中古車を購入しました。
この中古車は、中古だっちゅうに新車よりも高かった。それはこの車が2000台の限定生産であったことと、そしてちょっぴりだけど無限(ムゲンというチューン会社の名)のチューンアップが施してあったからです。
今どきの若者はあまり車に興味を抱かないようだけど、私たちの時代の男子学生にとって車はステータス・シンボルであり、ナンパの必需品でもありました。しかし、私はひたすら“走り”を求めていたので軟派目的なんていう不純な動機にこんな高額の買い物をする奴を笑い飛ばしていました(ウソ)。
第一、このRSは知る人ぞ知るマニアックな車だったので、「なんだぁ~、シビックじゃん」と女の子には不人気だったのです。でもいいのです。私はジムカーナやダート走行を楽しむのが目的だったのですから(半泣き)。
だから私は“ここぞ!”という時には友人の同じホンダのS800(スポーツカーです!)を借りていったものでした。それも1回しかなかったけど。当時の私は硬派だったのです(いやホント)。
そんな硬派の私だったけど、仲間に誘われ女の子たちと一緒にスキーには何度か行きました。
この八神純子の「さよならの言葉」がその頃にオーバーラップするのです。「硬派だったってのに、ずいぶん軟派な曲聴いてたんだなぁ」なんて言わんといてください。私や仲間の車に分乗しスキー場に向かう間、誰かが持ってきたこの曲が入ったアルバムのカセット・テープを何度も聴いていたのです。
硬派な私も聴き惚れ、結局アルバムを買い求めました。
私はこの曲の歌詞の、 私の手には多すぎて、ずいぶん捨てたつもりでも…(中略)、私の指をこぼれてる
という部分が特に好きです。
どこかのセンセイは「国民のことを一番に考えてる」なんて平気で嘘を言ってますが、一つでもこぼすことなくバケツ持ってでも国民の思いを、被災された方々の思いを全て受け止め対処して欲しいものです。
そういえば「辞任しろ!」とあれほどバッシング食らい、解散騒動劇まで演じられたのに未だにそのポストにしがみつくあの方は、何が欲しいのでしょうか? ひたすら権力の座にしがみついてるようだけど、その割りには権力使って何かをするでもなく、何も出来ず……。
「総理、ぜんぶ手の平からこぼれちゃってますヨ!」。
なんか不思議な人だなぁ。