先日、NHKスペシャルで登山家の栗城史多くんの特集をやってました。生前に二度ほど会ったことがあったので放映を楽しみしていたのですが、彼の行為(ヒマラヤ無酸素単独登頂)に売名行為だとか狂ってるだとか、随分と心ないツイートがたくさんあったそうで、その事に驚きそして悲しくなりました。
人が何かを成し遂げようとしてることに言葉を挟む、しかもそれが誹謗中傷であるということに衝撃を受けました。同じ登山家が言うならまだしも、ヒマラヤの麓にすら行ったことの無い、行こうともしない人たちがそのような言葉を彼に向けて言えるその精神構造が私には理解出来ませんでした。

………閑話休題………。

我が家からトットコ歩いて20分ほどのところに、招き猫で有名なお寺があります。ときどきプラプラと散歩がてらに訪れるのですが、今年は正月早々に行ってみました。
三門に続く正面はこんな感じです。

IMG_2449
歴史をヒシヒシと感じさせる立派な松の木が空をも隠すほどに繁っています。
このお寺は彦根藩主・井伊家の菩提寺でもあるのですが、名が売れているのはそのお墓よりも招き猫です。しかし、そもそもその招き猫が奉られるようになったのは、ある日、井伊直孝がこの寺の門の前で手招きするような仕草をした猫につられて門内に招き入れられ、その直後に雷雨となり、和尚の法談を聞くことができたことを大いに喜んだことがきっかけらしいです。
IMG_2452
今年、久しぶりに行ったのですが、ネコの数がすごく増えていてビックリしました。
IMG_2455
井伊家の墓に向かう途中に、こんな像もあります。
IMG_2457
こちらの壁から伸びる木も、かなり生長していて驚きました。このまま成長続けたら像が割れてしまうんじゃないかと心配です。