iboisobanagani

イボイソバナガニ@アンボン・アマウスⅡ

大相撲の巡業場所先で挨拶で土俵に上がった市長が倒れ、それを救護しようと土俵上に駆け上がった女性に対し「女性は土俵から降りて下さい!」とアナウンスが流れたそうな。確かに土俵上は女人禁制ではあるが、その時の状況は誰が見ても杓子定規な事を言ってる場合では無いと分かる。
それに対して巡業部長の春日野親方は、「トイレに行っていて何も見てなかった」と言っていたのが、実はちゃんと見ていたことがバレたらしい。

どうしてそんな子供のような嘘をついたのか? 想像するに保身で頭がいっぱいで、もっとマシな嘘を言えなかったんではなかろうか? まぁ、そもそも嘘をつくこと自体がおかしいのだが。

私は相撲が好きだ。しかし、スポーツと思って観戦してはいない。貴乃花親方が言うような神事であるとも思ってはいない(昔は確かに神事であったようだが)。しかしながら相撲道であることは間違いないと思ってる。
茶道や弓道、剣道に柔道と、〝道〟と付くものは、結果を求めるのが目的ではなく、その結果を導き出す全過程すべてを指す。つまり立ち居振る舞いはもとより、戦う場に入る前からの所作に厳正さを求められる。
そこには〝人として〟の探求も求められているはずだが、果たして今の相撲協会=相撲道を指導する立場の人間に、それがあるのか?  どう見ても〝人として〟大切なモノが欠落してる人間が多いように感じるのは私だけだろうか? 

イボイソバナガニが進むのは一本のムチカラマツ一筋。