昨夜は久しぶりにライブ鑑賞。それもダンス。正直言ってダンスに特に興味は無いのだけれど、私の古くからの友人が出演するとあっては観に行かねばならぬ。
ダンスに興味は無いとは書いたけど、あの自分の身体だけを使って行う極限の肉体表現は、やはり見ていて圧倒される。重力や関節が無いのではないかと思われるような肉体表現は、自分には「到底ムリ!」なだけに凄いなぁ、といつも感じる。

さて、その友人。もうすぐ還暦を迎える。さすがに60になる年齢で見せられるもの(技)は、限られてきた感が否めないけど、それでも凄かった。

dance
衰えていく肉体を鍛え、その中で出来る限りの表現をする。それで良いのだと思う。要は何を表現するか、なのだから。
しかし正直言って今回のこの8組が演じたダンスフェスティバル、踊り自体は素晴らしかったけど何を表現したいのか理解できない作品の方が多かった。そうなってしまっては、詰まるところダンサーの自己満足でしかない。「眠くて困っちゃった」ととなりに座ったおばあさんがポツリ。きっとお孫さんでも出演しているのだろう。そうであれば他の出演者の自己満足な作品などは何が何だかサッパリ分からんだろうと思う。

今回、私の友人とは別の作品で彼の息子も出ていた。親子でこのような世界を共有出来るって、そうそう無いだろうと思う。羨ましいことだ。
舞台が終わってエントランスで彼が出てくるのを待った。
「これからも無理しないで続けていこうと思ってる」と彼。
そうさ、継続こそ力なり。

さて私の力は何だ? このブログか? それはちょっと嫌だ。