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天草では海岸線で、何度か塩田(塩を作る海の田んぼ)や干潟を見かけました。干潟にはムツゴロウらしき姿も見つけたのだけれど、写真に収めようとソロリソロリと近寄っても30㍍ほどの近さになるとピョッ!と泥の中に姿を隠してしまうので、コンデジではズームアップしても撮れませんでした。

東京湾にも干潟はたくさんあったのに、宅地や工場の造成でどんどん埋め立てられてしまいました。海にとっての干潟は生物における腎臓や肝臓のようなもので、汚れた海水を浄化してくれるものです。それを失うという事は海がどんどん汚れていくことになるわけで……。

ところでこの干潟には海に向かってアスファルト道路が延びていました。「漁業関係者以外立ち入り禁止」の看板がありましたが、なんのための道路なんでしょう? 電柱も道路に沿って海へと何本も立っていて、道路も電柱も先の方は海中に没していました。
う~む、不思議だ。この道路と電気の利用目的、ご存じの方いらしたら教えてください。

この不思議な道路の右側では海鳥たちがたくさん羽を休めていました。

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寒風吹きすさび、とても寒かったのですがいつまでも見とれていました。こんな光景はきっと関東でも、東京湾でもかつては見られたのだと思います。

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かみさんはずっと車の中にいました。こんな素晴らしい光景を見ないなんて、ホントもったいないと思ったのでした。