hahakaeru昨夜、そぼ降る雨の中を観劇に出向いた。発電ジョカの『母帰る』だ。
発電ジョカのメンバーの一人と知り合ったのは、もうかれこれ20年近く昔のこと。単に酒飲み友だちのような存在であったのだけど、ある日「実は舞台やってまして…」ということを知り、「じゃぁ観に行ってあげる」と初めて彼女たちの舞台を観たのが15年ほどまえだったか…。

それまでにも舞台は何度か観に行ったことはあったけれど、特に舞台が好きな訳ではなく、単に知人から「観に来てネ~!(^_-)-☆」と言われ、その女性のウィンクに惑わされて行ったようなものだった。

ところが初めてこの発電ジョカの舞台を観た時、たいへん面白くて「次も必ず行くから連絡ちょうだいね!」と言ったのを覚えている。hahakaeru1

あの頃(15年ほど昔)の発電ジョカは、ある意味共演者の力に負っていた部分が大きかったように思う。私にとっては共演者のパフォーマンスが驚きだった。
しかし数年前から作品の傾向に色が付いてきたようだ。ある意味いい意味で発電ジョカカラーが明確になってきたように感じる。作品的には「小津の踊り子」あたりからだろうか。

個人的には「はてしのない物語」や「消えたヒト」などの作品が好きだが、「小津…」から続く「はりきりマンボ」、「理想の女」シリーズ、「オトギナ食堂」などなど、今回の「母帰る」含めていかにも「発電ジョカでござい!」な作品は安心して笑って観ていられた。

毎回、舞台小物は自らの手作りと聞いてるけど、その後はどうしてるんだろう? 残しておいて次回の再演の際に利用できれば最高だろうけど、そうそう管理するのも大変だろうしなぁ。
ヤフオクにでも出品してるんだろうか?




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