kuroyuri
長谷川きよしの『バイレロ』という曲をご存じですか? 長谷川きよしと言えば『別れのサンバ』や『黒の舟歌』がヒットして有名だけど、わたしはこの『バイレロ』も好きで、よく聴いてました。
このバイレロの中に、“この世に咲くたった一輪の黒い幻想の花”という歌詞が出てきます。この曲を何度も聴いていた当時、「たとえ黒くたってそんな花は無いのだから、もしもそれを得られたら素晴らしい…ってことだな」と解釈してたのですが、その後おとなになってからクロユリという花が存在することを知りました。

クロユリハゼ@石垣島・名蔵湾マンジュウポイント。
どこが黒やねん! と突っ込み入れたくなりますがクロユリハゼです。ヒレの部分も身体にも、もう少し黒みを帯びた個体をよく見かけますが、この写真撮ったあと、図鑑で調べてクロユリハゼと判りました。

アリとかカラスとかイヌでもネコでも真っ黒な奴は自然界にけっこういます。しかし花の世界ではどうなんでしょう? クロユリはどうか知りませんが、最近ではバラとかキキョウとか黒い品種のものを見るようになりました。しかしそれらは遺伝子操作で作られた物だと聞いた記憶があります。私としては、花はやっぱり明るい色の方が好きだなぁ。そもそも遺伝子をいじくって…というのがどうにも好きになれません。とは言ってもお米もイチゴも今じゃ交配した品種しか食べてないですが。