IMG_9431

子供の頃にだっこちゃんというビニール製の人形が大ヒットした。大人も子供もネコもイヌも腕にこの人形をくっつけて街を歩いていて(ネコ&イヌはウソね)、私も父にねだって買って貰った。
この人形、私の薄らいできている記憶の中では、当初はクロンボだっこちゃんという名前だったと思う。黒い肌にポッチャリした唇、腰ミノ着けていて明らかに南方の子供を模していた。腕と足がUの字状になっていて、それで人の腕に絡みつく。

この“クロンボ”という名称は今や差別用語で使用してはいけないのだけど(アレ、書いちゃってる)、その黒い肌にポッチャリ唇も黒人差別になるからダメだということだった。今だったらどうなんだろ? やっぱり差別的…ってことになっちゃうのかしら? 白人金髪青い目の女の子だったら良いのか? まぁ、そんな人形を腕に着けて大の大人が歩いてたらそうとう怪しいけど。 

さて上の写真。小笠原ではクマノミは成魚になると黒くなっちゃうそうな。黒くても中身はフツーのクマノミである。
人も魚も異なる色であっても中身は一緒。黒いの黄色いの白いのと、こだわることが実は差別であることに気付いていない人がいらっしゃる。

クマノミ@小笠原・州崎沈船。