人間ドック受診したら、「胃が荒れてるようなので念のためにピロリ菌の検査してください」と言われ、先週末に精密検査のために胃カメラ飲んだ。
“飲んだ”と記したけど、ゴックンとやったわけじゃない。鼻の穴からニュルニュルと突っ込まれた。こんな場合は“飲んだ”というより“突っ込まれた”と記した方が良いのだろうか? なんか“突っ込まれる”というと、シモの方から入れられることをイメージしてしまうのだが、それって私だけ?

isigakidai

イシガキダイ@小笠原・バラ沈。

渡航前に「小笠原に行くんですよ~」とある御仁に話したら、「イシモノ狙いですか?」と聞かれた。イシモノとは石鯛やこのイシガキダイ、小笠原で有名なのではクチジロなどのスズキ目イシダイ科に属する魚の総称だ。磯釣りで釣れる大物である。

私も学生時代はかなり釣りにのめり込んでいて、このイシモノも釣りたかったのだが、悲しいかな学生の小遣いではこの大物達を狙うのは難しい。なにせ餌がサザエだったりする。だから貧乏学生だった私は、磯釣りに行くという友人のおやじさんの車に同乗させて頂き伊豆へと向かうのだが、その前に多摩川に行って餌にするザリガニ釣りをするのだった。
その経験がその後に生き、私は愚息を連れてザリガニ釣りに行くと、周囲の誰よりも一番ザリガニを捕まえたのだった。
さてこのイシガキダイ。サイズとしては40㎝ほどの中型だけど、それでも釣りで掛かれば猛烈な引きだろう。シュノーケリングでこんなのスピアで打とうもんなら海中に引きずり込まれちまう。

胃カメラに戻る。
麻酔は鼻の穴にしかかけないから、検査中は自分の腹の中をお医者さんと一緒に見ながら診察が進む。自分の胃袋とは思えん袋の中をカメラが進んでいくと、ポッカリと小さな黒い穴が写った。「ゲッ!胃袋に穴が開いてる!」とドキドキしてたら、「ハイ、ここから十二指腸に入ります」。驚かさんでくれ。

検査結果としてやはり胃壁が荒れてるらしいが問題は無いとのことだった。「先生、その荒れはきっと連日のアルコールのせいだと思います」とは言えなかった。