hirefurisankakuhaze
沖縄海域でサンゴを密漁していた中国船団が、沖縄海洋警察の取り締まりが厳しくて、最近では小笠原諸島沖に出没してるらしい。彼らが密漁するのは宝石サンゴと呼ばれる赤いサンゴで、物によっては数百万円もの値が付くんだそうな。

子供の頃の記憶なので定かではないのだけれど、母の実家にキラキラ光る水晶玉をまたいだ東京タワーの置物の横に、その赤いサンゴの置物もあったと記憶するのだが、もしもあれが本物だったら数十万円はしたと思う(と言うことはフェイクだな、きっと)。

一昨年、柏島に行ったとき。漁の網干し場に見慣れない網が沢山かかっていたので何の網かと聞いたら、その宝石サンゴを引っかけて採る網だと教えてくれた。サバなどの近海物漁をするより、運が良ければ網をひと流ししただけで数百万円の稼ぎになるからと、獲物を魚からサンゴに代える漁師さんが増えているんだと教えてくれた。
そのような、一発勝負的な金儲けって仕事と呼べるんだろうか。たまたま引き網漁をしていたら宝石サンゴが引っかかり、まさに漁夫の利とするのなら理解できるけど。しかし、大間のマグロ漁も一発勝負的ではあるしなぁ。

マグロの乱獲も問題だけど、いくら深海のサンゴといっても、そのサンゴを住み家にしてる魚たちだってきっと居るだろうしなぁ。小さな魚が大きな魚から身を隠す場所がなくなれば、その小さな魚もそれを狙う大きな魚にとっても困ることになるよなぁ。

写真はヒレフリサンカクハゼ@レンベ・アエルプランNo.1。
こんな小さな可愛い魚の住み家を大切にして欲しいと思うのだ。少なくとも中国の不法密猟者は海上自衛隊に追っ払って欲しいのだ。