写真撮影の面白さは、その一瞬を切り取ることにあります。その切り取る一瞬をどのように表現するかが醍醐味であります。まぁ、アタシの場合は「どう切り取るか」以前に切り取る技量に問題があるわけですが………。

ダイビングに限らずですが、「ここは写真じゃなくて動画の方がいいなぁ」なんてシーンにときどき遭遇します。そんな時は、写真カメラのビデオ機能使って動画撮影するんですが、やはりビデオ専用のカメラにはかないません。最近では小型動画カメラ「GoPro」をBCジャケットの肩やカメラハウジングのアームに取り付けて潜る人も見かけるようになりました。

hanahige

ハナヒゲウツボ@レンベ・ビアンカ。
捕食の瞬間であります。あまりに突然で、どんな風に撮るか考えていなかったので、ピンも甘いし構図もイマイチです。な~んて言い訳したいところなのですが、実はこの時、ガイドさんが瀕死のこの小魚捕まえてきて(たぶん瀕死にしたのはそのガイドさんだと思う)、ハナヒゲウツボの目の前に放ったのでした。
ところがウツボくん、満腹だったのか既に瀕死の小魚を怪しいと思ったのか、まるで食べようとせず穴の中から身体をクネクネさせてるばかり。
だいたいからして口の大きさより魚のサイズの方が大きい。「こりゃ喰わないな。いや喰えんだろう」と思い、その場を去ろうかと思った矢先にパクり!と食いついたのでした。

カメラを携えるプロとして、気の緩みはイカン!という教訓ですな。アッ! あたし、アマチュアでした。