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私の好きな大瀧詠一の歌の歌詞に、「思~い出は~モノクローム、色を着けてくれ~」という歌があるのだけれど、この写真は敢えて色付き画像から色を抜いてモノクロームにしてみた。

写真は先日訪れた宮城県の台地区、八瀬という集落のバス停。

この地でプロの女性カメラマンと知り合った。
その方とちょっとお話しする機会があって、その時に「写真はモノクロの方が好きなんですよ」とおっしゃっていた。私も「モノクロ写真はイマジネイションを刺激してくれるので好きです」と答えたんだけど、実際となるとなかなか味のあるモノクロ写真を撮るのは難しい。

写真を撮り始めた頃は自分で現像もしたりしたけれど、カラーの現像は難しすぎて出来なかったから(高価でもあった)、ひと頃モノクロばかり撮ってたこともあったけれど、すぐに飽きてしまった。私の技量では白黒で表現するには感性が乏しすぎたのだろうと思う。今でもだけど。

モノクロ写真を上手に撮るには、ファインダー覗いた瞬間にどのように撮れば味のある写真になるかを感じ取らなくてはいけないんだと思う。
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カラーで撮影した後で、「これはモノクロの方が良いかな?」なんて色抜きしてるようでは、いつまでたっても感性を高めることは出来ないのだろう。