
テニアンで潜ってきました。
スッコーン!と40㍍オーバーの透視度でした。北西部にうねりが入ってしまって、期待してたポイントには潜れなかったけれど、連日好天に恵まれ楽しく9本潜ってきました。身体にテニアンブルーが染みついてしまったような気がします。
日本では2週続きの大雪で大変だったようで、自宅に残した母が心配で何度か電話しました。幸い、母も自宅も無事でしたが、かなりの犠牲者も出たようでお悔やみ申し上げます。また、バリ島ではドリフト・ダイバーがボートに戻れず未だ漂流してるようですが、無事に救出されることを心からお祈りいたします。
しかし、ドリフト前提で潜った…ということはフロートも持参してるだろうし、いくら潮流が早いといっても流れてる方向は分かるだろうし、二日たっても発見されないってことは現地の天候はいまだに相当に悪いんでしょうか? とにかく無事をお祈りするばかりです。
私もドリフトで漂流した経験あります。その時の心細さ、恐怖、疲労などが昨日のように思い出されました。あの時は天候ではなく、海況の急変、急に潮流が激しくなり波が高くなったためにボートクルーが私たちを発見できなかった…と後で説明受けました。でも、私はそれは言い訳と思ってます。天候が急変しようが潮流が激しくなろうが、ダイバーがどの方向に流れて行ってるのかボートクルーは常に注意を怠ってはなりません。想像で書くことは避けるべきとは思いますが、きっとバリのボートクルーもダイバーがどの方向に流れて行ってるのか気を配る事もせず、ダイバーが吐き出す気泡を追うこともせずにいたのだろうと想像します。なんかとってもブルーな気持ちです。
昨日来、私のこのブログサイトへのアクセスが急増してました。私の漂流記を見つけた方々の訪問でした。ダイビングは決して危険なスポーツではないですが、ダイバー自身の自覚や技量、注意力だけでは危険を回避出来ないこともあるのだと、再認識しました。
コメント
コメント一覧 (2)
無事で何よりです。
コスラエでもそうですが、熱帯地方のスコールは突然やってきます。風も出て波も高くなり視界も効かなくなります。気泡なんか見えるわけがありません。
当方素人ですが、こんな時はガイドが海面の状況を判断して、直ちに浮上するべきだと考えます。ドリフトの危険は十分知っているでしょうからね。以上、素人意見です。
なかなか鋭いご指摘、ありがとうございます!
現地ボートクルーの説明によると、突然のスコールで海面の泡が見えなくなったとのこと。しかし雨が突然降り出したのはダイビング開始後15分くらいたってからだそうですから、その後に突然潮流の方向が大きく変わらない限り、仮にダイバーの泡を見失う事があったにせよ、浮上予想地点を大きく間違える事はないはずです。
しかし、ダイバーはフロート流しながら潜らなかったのかしら? かれこれ14年ほど昔にこの海域に潜った時はしなかったけど、今ではインドネシアはドリフトダイブの際には必ずフロートを上げて流しながらダイビングするのが一般的です。