今年。鹿児島県に属するある島で、海が好きで好きでたまらない!という気持ちがこちらにもビンビンと伝わってくる熱いガイドさんに会った。
私も海は大好きだけれど、それは自然が好き!のひとつであって、今は海にのめり込んでいるけれど昔は山だったし、今後はまた少年時代に夢中になった釣りに戻るかもしれない。要は自然の中にこの身を晒していることが好きなのだ。
izakayaだから私にとってその彼との出逢いはとても新鮮だった。

この本、酒をこよなく愛する私としてはとても新鮮な一冊だった。
日本全国の都市を、居酒屋求めて放浪記を書けるという立場も羨ましい。
居酒屋がメインだから、最近わたしがはまってるワインは登場してこないのはちょっと残念だけど、訪ねた先の観光ガイドには載らないようなうんちくも素晴らしいし、何より活字にするに一番難しい味や風味をわたし好みの言葉で表現してくれていて、自分も知っている店が登場してくるのも嬉しかった。

さて今夕から東北へと向かう。残念ながらかの地を居酒屋捜しながら徘徊するような時間は無いけれど、一軒くらいは現地の居酒屋の暖簾をくぐってみようと思う。

このシリーズは何冊かあるので、自分の故郷が紹介されている一冊を購入されることをお薦めします。まずはシリーズ集大成のこの『自薦 ニッポン居酒屋放浪記』の後書きを一読されたし。きっとそのままレジへと持っていくことになるはず。