屋久島登山報告です。海の話しを先に書きたかったのだけれど、写真の整理も出来てないのでそっちは後日ね。

右足首に痛風発作という大きな心配を抱えて渡った屋久島でしたが、なんとかダイビングも登山も予定通りに行うことが出来たのでした。空港そばにあるドラッグストアでテーピング・テープを買い求め、登山当日はテープで右足首を固定して縄文杉まで登ってきました。
3時30分起床、4時15分ホテルを出発、ホテルに戻ったのが19時ちょっと前。往復22㎞、10時間を要した登山でした。
歩行距離22㎞といってもその大部分がトロッコの軌道を歩いていきます。

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少し勾配があるのですがほとんど平坦なので、楽々と距離が稼げます。ついつい『スタンド・バイ・ミー』なんか口ずさみたくなるような道程です。しかしこれでは標高は稼げません。

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こんなトンネルや、

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こんな鉄橋も渡っていきます。高所恐怖症の私はビビリ、バビデ、ブー!です。
これはこれで楽しいのですが、帰路はさすがに飽きてしまって嫌になります。何故かというと周囲を眺めながら歩くことが困難だからです。足元ばかり見ながら8キロ以上も歩くのは正直飽きます。疲れてくるから嫌気も増します。

私は宮崎駿作品『もののけ姫』のイメージ舞台となった白谷雲水峡の方を歩きたかったのですが(こっちの方が楽)、「屋久島っていったら縄文杉でしょ!」とカミさんに押し切られてこのコースを歩くことになったのでした。
それでも途中途中で、コダマがヒョコッと出てきそうな、森の中も歩きます。

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コダマでなくてシカが出てきました。
8㎞ちょっと歩くと本格的な登山道に入ります。三代杉や翁杉などを見ながらまずはウィルソン株。

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株の中はタタミ8畳ほどの広さがあります。で、ハートに見えるのはその中の1地点のみ。撮影順番待ちです。
ここからけっこうきつくなります。大王杉、夫婦杉と抜けていき、ようやっと縄文杉に到着です。
連休中ということもあってか、縄文杉を見るために組まれたやぐら前の階段は、順番待ちでした。きっと今年の富士山も頂上に上がるのは順番待ちでしょう。
10分ほど待って縄文杉を拝めました。

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縄文杉正面にあたるやぐら上部の枝が崩落の恐れがあるとかで、正面から撮れませんでしたが肉眼で見るともの凄い迫力です。樹齢4000年以上とも7000年以上とも言われていますが、正確なところは分からないそうです。諸説あっても根回り43㍍という巨大杉であることは厳然たる事実で、私にとってはそれだけで充分威圧される容姿でした。

次回は海中報告の予定です。