guys

昨年末、大晦日31日のエスペランスで陽気な男どもに声を掛けられた。
「どこから来た?」と聞くから、「日本の東京からだ」と答えたら、「行ってみたい! 行ったときにはガイドしてくれ」。

さて。
ここ数年、海外に行くたびに感じるのが中国語の氾濫だ。
かつては英語表記の次にあるのは日本語だったけど、最近じゃ英語・中国語・日本語の順で、時には中国語は書かれていても日本語表記が無いこともある。
飛行機でのオンデマンド映画だって、吹き替え映画は日本語より中国語の方が多い。

一部の国を除いて、決して日本人観光客より中国のそれが多いことは決してない。
個人旅行の中国人観光客は少ないけれど、彼らの金の使い方がハンパないのだ。某リゾートで、ドリンクをオーダーして持ってきてくれたボーイにチップで$100札を渡してるのを目撃したことがある。

そんな大盤振る舞いをしていても、観光客としての中国人の評判はすこぶる悪い。
曰く、便器など無視したように便所を使い汚す。曰く、獲ってはいけない魚介類をダイビングで捕ってきて部屋の電気ポットで茹でて食べてしまう。曰く、食べ物をテーブルの下にボロボロこぼす。曰く、唾や痰をホテルの廊下であろうとペッペと吐く。曰く、備品を何でも持って帰ってしまう………。書こうと思えばまだまだある。
それでも彼らの金満ぶりがそれらのバッドマナーを許容してしまうのだ。

父親が親日家だった韓国の新大統領・朴女史が就任するなり、韓国では今まで「漢・米・日」と表記していたのが「漢・米・中・日」になった。
韓国が日本よりも中国を優先するのも、中国の機嫌を損ねたら怖いからだろう。「日本なら下位にしても文句も言わんだろう」なんだろうと思う。竹島だって不法占拠していても日本は何も言ってこないのだから。韓国にとって一番気を遣わなくてならんのが中国なのだ。なんたって相手は世界のジャイアンなのだから。

さて、写真のナイスガイ二人。
東京に来たときには喜んでガイドしてやろうと思う。たけど、彼らはアタシにどうやってコンタクト取るつもりなのか?
だいたいからして写真の送り先も教えてくれなかった。

別れ際、「お前のことは忘れないよ」と言ってくれた。私もきっと彼らの事は生涯忘れる事は無いだろう。しかし、彼らと再会することは奇跡に近い。