ダイビングの際、何を撮るかが決まっていれば悩むこともない。
しかし、そんな時に限ってイレギュラーな奴が登場したりするから、と~っても後悔することになる。

今回、宮古島ではトキナーの10㎜~17㎜フィッシュアイ・レンズと60㎜マクロレンズを持っていった。地形がメインの宮古島ではあるけれどマクロも楽しめる。けれど結局、マクロはマッドシティー(前回の記事を読んでネ)でしか使用しなかった。

だから……、

kamasu

こんな状況下ではフィッシュアイの威力はサスガなんだけど、この群れの中の一個体をこのレンズで撮ろうとすると、望遠鏡逆さにして山を見るようなことになっちゃう。

hata

上のミーバイ(ハタ、ね)はマリンレイクの洞くつの中に居座っていて、1㍍ほどにまで寄っても微動だにしなかった。逃げないでジッとしててくれるのは有り難いけど、1㍍まで寄って撮っても流石にフィッシュアイではこんなカットにしかならなんだ。なんか小さく見えるだろうけど、これで体長60㎝ほどもあるのだよ。

この翌日、なるほど・ザ・ケーブでは、超レアなピグミー・シードラゴン(体長5㎜ほど)とご対面したのだけれど、フィッシュアイでは撮影不可能。ぜ~ったいに無理(泣)。虫眼鏡で見てやっと姿が判るようなサカナを道路のカーブミラーに映すようなもん。ナ~んも見えません。

カメラ2台抱えて潜る人の気持ちが良く判ったけれど、アタシには2台もカメラ抱えて潜る技量はありませぬ。
仕方ないからこんな(↓)カット撮って遊んでいたけど、やっぱ悔しぃ~!

kumanomi