unbachi

いまひとつピンが甘いですがニセアカホシカクレエビです。
なかなかスケルトンなお身体が色っぽい、私の好きなエビの一人でもあります。で、本日お見せしたかったのはこのエビではなくて、彼女の住み家の方です。
彼女が乗っかってるこの物体、ウンバチイソギンチャクという毒性海洋生物であります。私もかつて、撮影に夢中になるあまりコヤツの存在に気付いていながらチロッと指の付け根を触れさせてしまい、エライ目に遭ったことがあります。アレヨアレヨと腫れてきたかと思うと、今度は寒気がし、イクジット数時間後には発熱してました。
ほんのちょっと触っただけで……ですよ!
ちなみにこのウンバチイソギンチャク、この写真のような色彩ばかりではなく、灰褐色だったり黒っぽかったりするものなど様々なので、ご注意のほど。

この前行ったリロアンで聞いた話です。
スプリング(半袖・半パンのダイビングスーツ)で潜っていたベテランダイバーが、たまたま膝がコイツにぶつかってしまったそうです。ダイビング終了後、高熱と共に痙攣も出始め、救急搬送(確かへりを使ったとか)。
その後、自国の救急病院に入院したけど腎臓に毒素が廻ってしまって生死を彷徨ったそうです。オ~、コワ。

海の中にはこんなおっかない奴がいっぱいいます。ただ陸上と違って、襲ってくる奴は滅多にいません。

このウンバチイソギンチャク、魚にも猛威を振るってるのでしょうか? でなければ、か弱いエビさんがこんなおっかない奴を住みかにしてる理由がよ~ワカランですから。