ダツという魚をご存じだろうか? サヨリがゴジラのように巨大化した魚と思って頂ければ良いかと思うのだが、そもそもサヨリをご存じない方もいるだろうと思う。
サヨリってのは私の好きな寿司ネタです。アッ!味の話しではなかった。形状ですな。尖ったクチバシを持つ細長い笹の葉のような魚です。

で、ダツの話しに戻る。

初めてナイトダイビングしたのがハワイ島だった。この時に「水中ライトは必ず下に向けておくように。でないとダツが突進してきてアナタに刺さるから」と教えられた。
体長50㎝を超えることもある槍のような魚に突進してこられれば、そりゃ身体に刺さるだろう。よく外国の警察官が懐中電灯を目の横から照らすシーンを見るけど、水中であんな事やってダツが水中マスクを突き破り、目に刺さって死んだダイバーもいるそうな。

リロアンに到着したその日の1本目。思わずこのダツの話しを思い出すシーンに遭遇してしまった。

tsuribari

当然だけど、この魚がライトを使用していて釣り針が飛んできたわけではない。

イクジット後にガイドさんに聞いたら、この辺りの漁師は生き餌で漁をしてるそうで、その餌であった彼が、釣り糸が切れて逃げられたのだろうとのこと。
私はこの時、なんとか彼を捕まえて釣り針を外してあげようと試みたのだけど、彼の方が素早くて捕まえられなかった。
しかし途中で気付いたけど、仮に彼を捕まえられたとしても、釣り針を外したら彼の寿命は間違いなく短くなっただろうと思う。

万が一、ダイビング中にダツが刺さったらどうするか?
体外に出てる部位からダツの胴体を切り、それから医者に駆け込むのが良いそうな。そのままにしておくとダツがバタバタと暴れて傷を深くするからだそうだ。
しかし、携行する小さなダイビングナイフでダツの胴体を切る方が、もっと時間がかかるような気もするのだ。
要は細心の注意を払ってダツが飛び込んでくるようなヘマなダイビングはしないことだな。