matsu


陸前高田市の一本松が、地元の守る会の人々の努力も虚しく存続が難しくなったそうだ。松の根の周囲を鉄板で覆って地面にしみこんだ塩分を除去したり、防虫策を施したりしていたけど、根は耐えられずに腐り始めているらしい。

陸前高田市竹駒の、いまは線路だけになってしまった駅のホームに立つと、全て流されて何も無くなった荒れ野の向こうに、ぽつねんと立っているこの松の姿が見える、いや見えていた。
すっくと立つ、この松の姿に元気付けられた人も多いだろうと思う。
なんとも残念なことだ。

むかし。ちょっと斜に構えていた頃があって、その頃はとにかく独りを求めていた時期があった。オートバイで日本を走り回っていた頃だ。
その頃、3~4日を誰とも話さずに過ごしたことがあったけど、結局は独りを気取っていても人恋しくなって自分から誰かに話しかけていた。

独りでいることは本当に寂しい。
被災地の仮設住宅で孤独死も出ていると聞いた。

陸前高田市の一本松。
根からそっくり掘り起こし、別の場所に移すことは難しかったのだろうか。