21日の夜から、震災後3度目の東北・被災地入りをし、昨夜の深夜に戻ってきました。
初日は新花巻から終点の釜石に向かったのですが、釜石に着く前には吹雪になりました。



初日は新花巻から終点の釜石に向かったのですが、釜石に着く前には吹雪になりました。

前にも書いたような気もしますが、『がんばれ、日本!』というキャッチコピーが嫌いです。なんとも“他人事”のような白々しさを感じるのです。このコピーを使ってるのを見ると、その企業や関係者に「アンタは頑張ってるのか?」と問い質したくなります。
岩手と宮城の海岸線をレンタカーで南下してきました。
両県の被災地は、最初に行った頃に比べれば随分と瓦礫も片づき、人々の顔にもちょっと笑みが戻ってきたように感じました。

宮城県馬場中山地区の千葉さんと虎次郎。

瓦礫の中や海から拾ってきた瓦や貝殻を加工してペンダントやストラップを作っている船越レディースの皆さん。
こんな方々が「がんばっぺ!」と言う分には問題ないと思うのですが、当事者でない者が「がんばれ!」と言うのはどうなのかなと感じてます。
しかし同じ被災地の方でも、震災義援金や保険金などで、連日パチンコに明け暮れ夜は夜で飲み歩いている人もいるそうです。パチンコ屋も居酒屋も、どこも満員御礼状態だそうです。仕事が無いってのがその人たちの言い分らしいですが、仕事なんて探せば必ずあるはずです。きっと、捜そうともしていないのでしょう。
行政もお金をばらまくような事はしないで、そのお金をもっと有効に使って欲しいと思います。まさかお金を渡して「私たちの仕事は終わった」なんてことは無いと信じたいです。

行政もお金をばらまくような事はしないで、そのお金をもっと有効に使って欲しいと思います。まさかお金を渡して「私たちの仕事は終わった」なんてことは無いと信じたいです。

私も少しだけどお手伝いしようと思います。ほんのわずかだけど頑張ろうと思ってます。だからやっぱり、「頑張って!」と言わせて欲しいです。
コメント
コメント一覧 (2)
私も百姓を『頑張っている』つもりなんですが、
なかなか思うように進まなくて、少々意気消沈気味です。
『頑張る』は個人差があり、どこまでやるのか?、どこまで出来るのか?が難しい。当方は自己満足しやすい体質なもので楽ですけどね。
話は変わりますが、やっと『日本人の誇り』を手に入れて読みました。
アメリカ、中国など日本をはるか上行く戦略を持っていたんですね。これからは自信を持って日本人だと言えるように『頑張って』いきたいと思います。
“頑張る”のは当然、その人であって他人に気安く「頑張れ!」なんて言えないですよね。
その当事者も“頑張って”息切れしてしまっては意味が無いことで、要は“頑張る”ことは永続することだと思ってます。だからたまどんさんも気負わずのんびりと農業に精出してください。
『日本人の誇り』面白かったでしょう? この方の前作『国歌の品格』も面白いです。日本男児武士論を喝破されてます。とっても小気味良かったです。