TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に参加する・しないで政界も産業界も大騒ぎですが、個人的には私は参加賛成論者です。しかし全面的に何でも関税無しにしちゃうのはどうかと思います。何か新しいことを始めるには、確かに努力や痛みが必要です。しかし酪農関係は痛みを伴うどころではなくなるでしょう。
ただでさえ食糧自給率の低い我が国にとって、酪農業が途絶えるようなことは避けねばなりません。

ということで海のお話しです。

マブールに行ったのは一つにシパダンで潜ることが目的だったので、到着するなりすぐに「シパダン行きの際には早朝ダイブで」とリクエストしていました。カンムリブダイの大行進を見たかったからです。
しかし、早朝ダイビングの希望が叶えられることも無く、しかも行けた日は朝から冷たい雨が……… 

それでもめげずに潜った1本目。
安全停止しているとガイドくんが何やら指さししています。ジッと目を凝らすと何かゴミのようなものが漂ってます。しかし、そのゴミみたいのは、意志を持ってるように同じ方向に動いています。取りあえず写真には納めましたが(下の写真)、これを見ても何がいるのか分からないでしょう?
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拡大いたしませう。

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体長5㎜ほどのイカの赤ちゃんたちが群れていました。
多分、ハッチアウトしたばかりだと思います。
見たかったのはカンムリブダイでしたが、こんなちっちゃなイカの赤ちゃんの大行進に遭遇できました。

シパダンは魚がいっぱいいます。大きなバラクーダやギンガメアジの大群がいる海域で、このうち、ちゃんと大きく育つのは何匹いるでしょうか。
彼らにとって、大海原は広くて自由な世界ですが危険もいっぱいです。