死者27人、不明者53人(5日現在)を出した猛烈な台風だったけど、土曜日(3日)の東京地方は時折どしゃ降りの雨が降ってはきたけど概ね晴れた。
せっかくの天気だし、しばらく運動してなかったし、予定していた谷川岳行きは中止にしちゃったし、ってことで久しぶりに学校グランドに向かった。

ボールを蹴るのは2ヶ月ぶりだった。
しかしアップしながらボール・タッチするに、ボールがまるで足につかなくてガクゼン。その後にミニゲームしたのだけど、全然走れなくてこれまたショウゼン。走れなくてヒ~ハ~言ってたら、こんどは何でもないところで左足首をグキッっと捻ってしまって、もうボーゼン
なんとも悲しい限りだった。ずいぶんと衰えてしまったものだ(泣)。

疲れと足首の痛みに意気消沈して自宅に戻ると、「コバヤシ君って男の子から電話があったわよ」とかみさん。コバヤシ君はきっと私のサッカーの教え子だろうと折り返すと、「明日(日曜日)、S中学と練習試合があるので応援に来てください!」との事だった。
まさか教え子の頼みを反古にするわけにもいかないので、痛い足を引きずりながら電車で試合会場へ向かった。

matsugaya

ご覧のごとくまだ台風の余波が残るグランドには、懐かしい顔ぶれがあちこちにあった。
電話をくれたコバヤシ君はU中学生なのだが、このU中学サッカー部にも対戦相手のS中学サッカー部にも私の教え子がいるのだ。だから、「応援に来てください」とは言われたけれど、どっちか一方を応援するわけにもいかないのだった。
久しぶりにあった教え子達は、ちょっとは上達した子もいたし、技術よりも身長が伸びた子もいた。しかし少なくとも私には、なでしこジャパンのゲームより見応えがあった。こんな試合だったらいつでも来てあげたいのだが、お呼びがかかるのはきっとこれが最後じゃないかと思った。彼らの世界はどんどん広がっている。友だちもどんどん増える。小学校時代のオッサン・コーチなんていつの日にか忘れてしまうことだろう。悲しいけれどそれでいい。