ibarajkanzasi

イバラカンザシです。

本当はもう少し寄って撮りたいのですが、彼らはそばに近づくとピャッ!と中に隠れてしまうのです。とってもシャイで困ります。

このイバラカンザシは英語ではクリスマスツリー・ワームと言います。ワームというし、ピャッ!と隠れてしまうことからも、彼らが植物ではなく生物で、しかもワーム=ミミズやゴカイの仲間だと分かります。確かに所属はケヤリムシ目カンザシゴカイ科です。ゴカイの仲間なんですね。

かたち格好からすれば、クリスマツリー・ワームと名付けた外人さんの方が、イバラカンザシと命名した日本人よりセンス良いと思うのですが。なんで、これがイバラなのか? 私だったらせめて“アザミカンザシ”なんて名前にするけどなぁ。触ったこと無いけど、けっこうイガイガしてるのかもしれません。そんな風には見えないけど。
もしも彼らを採取する事が出来て、彼女に「ホラ、海のかんざしだよ」なんてプレゼントしても、ミミズやゴカイの仲間だと知れたら一発でふられるでしょうな。

ところで先日、東北地方の海の中がとても綺麗になったと聞きました。
あの大震災の際の大津波がヘドロを海底から陸地に運び出したからだそうです。海はとても綺麗になり、魚もいっぱい戻ってきてるけど、船が無い漁師さんもいて漁に出られないし、漁港が完全に機能して無く、そこに加えて放射能汚染の風評被害も出て、かの地の漁業関係者は地団駄を踏んでいるそうです。

何とかならんものかと思うのですが、私にはどうしようもない。どうしようもないのがどうにも歯がゆい。悔しいです。
イバラ道は困ります。はやくアザミ咲く道、せめてあぜ道になってくれれば…と思います。