一昨日は朝からダルかったので休みを取った。てっきり夏バテだと思っていたら、どうも夏風邪だったようで昨日は頭痛がし微熱もあった。そんなわけで昨夜は菅と小沢の喧嘩立候補劇ニュースを見たかったのだけど、早々に寝ることにした(きっとほくそ笑んでる自民党)。

ところが夜半にカァ~、カァ~と喧しい声で目が覚めた。カラスが集団で鳴いている。窓から外を見れば暗い。時計を覗いたらまだ4時前だった。なんでこんな時間に集会するのか。真っ暗に真っ黒が集まってもお互いが誰だか判別も出来んし、何処にいるのかも見えんだろうに。
前にも書いたけど、夏場の我が家は窓を全開にして寝ている。だから、通行人の靴音や酔人のお馬鹿な会話などは、寝ている私の耳元にストレートに届いてくる。
以前、枕元の網戸にミンミンゼミが取り憑き、早朝からミ~ン、ミ~ンと大音量で鳴かれたときには心臓が飛び出すほどビックリして飛び起きた。枕元で目覚まし100個が一斉に鳴ったようだった。

そんなわけで昨夜はカラスに起こされてしまったのだ。田舎でもない限り何処の家庭でもそうだろうけど、我が家近隣でもカラスは嫌われ者だ。ゴミを漁り散らかすからだけど、実は私はカラスを飼ってみたいと思ってる。

小学生の頃に読んだムツゴロウこと畑正憲の本にカラスを飼っていた話しが書かれていて、カラスの知能の高さ(悪賢さ?)に驚いた。以来ずっと機会があったらカラスを飼育してみたいと思ってるのだ。
カラスなんかを飼ってると知られたら気味悪がる人もいるかと思うが、くちばしを橙色に塗っておけば九官鳥と言ってもワカランだろう。くちばしが異様にデカイのはヤマトイモ食べさせたらかぶれた、ってことにしておけばいい。

何度か行ったことのあるゴルフ場にとても賢いカラスがいて、私たちの打ったゴルフボールをくわえて持っていってしまうのだった。ボールくわえてそのまま消え去れば「この野郎!」となるのだけど、このカラスはいったんそのボールをグリーンの上にポトリと落とすのだ。
そのボールの持ち主は「うぉ! ワンオンだぁ!」と大いに喜ぶ。同伴者も喝采の嵐だ。
(※注・自然物=動物などによってボールが動かされた場合はそのままプレーを続行する。ボールが紛失した場合には、ボールがあったと思われる地点からノーペナルティでプレーする)

ところがこのカラス、そうするとゴルファーが喜ぶのを知っていてそのような行為をするのだ。で、私たちがグリーンに近づくと、まるで「ケッケッケ」と笑うかのように再びボールをくわえて何処かに飛んでいってしまうのだった。

テレビではクルミを自動車に轢かせて割って食べるカラスもCMに登場していた。それほど賢いカラスなんだから、家庭から出た残飯食ってあたりを散らかせば、ネット張られて食せなくなるくらい判りそうなもんだが……。
食べた後でゴミ置き場を掃除でもしてくれればネット外すどころか残飯も皿に盛って出すのになぁ。いっそのこと家の玄関先なんかも掃除してくれりゃあ、大好きなマヨネーズのプレゼントだったあるだろうに。

いや、そんなことより夜も明けぬうちから集団で我が家のそばで鳴くのだけは止めて欲しいのだった。