Guevara



本名=エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ。キューバの英雄、チェ・ゲバラです。

こんなモニュメントみたいにしちゃうと、いまひとつですが実物はとってもイイ男です。
イイ男だと知ったのは、赤羽橋のキューバ大使館へ旅行者用の証明書を取りに行った時でした。大使館の中に置かれていた写真集を見て初めて知ったのです。

che正直言って、映画で彼の生涯を演じた役者より実物の方がイイ男だと思います。
こんな男前で医師であり革命家であり、そして義勇の人であることに、男であるわたしもカッコいいなぁ、と惚れてしまいます。

キューバからは昨日帰りました。
眠気はさほどでもないのですが、なんだか頭がボーッとしちゃって、まだ時差ボケが残ってるみたいです。

ゲバラの話しに戻ります。
キューバ革命を勝利で終結し、カストロが一緒に国を建て直す事を願ったのに「私を必要としてる国がまだある」と言ってボリビアに渡たり革命を起こそうとするのですが、処刑されてしまったのでした。

キューバの事はこれからホームページの方に書きたいので、あまりここで書いちゃうとネタ切れになりそうなんで嫌なんだけど(笑)、重複覚悟で書いちゃおう。



キューバに行って一番に感じたことは、共産主義は決して悪いものではないな、ってことだった。
食料も完全な無料ではないらしいけど国が配給してくれる。医療も無料だし、子供も無料で学校に行き勉強できる。
家も国からの配給だ。住宅事情は最悪のようだけど、それはアメリカの経済封鎖によって物資が入ってこないためで、土地は余っているし人手も余ってるから建材すらあれば問題は直ぐに解決するはずなんだけど、20年前に建て替えのためにハバナを離れざるを得なくなった家族が未だに戻れないでいるそうだ。
確かに競争原理が働かないから、人は熱心に仕事をしない。問題が無いわけじゃないけど、アメリカが目の敵にするほどのことじゃない。いや、それよりアメリカが大好きな民主主義という名の下の格差の方が、資本主義という大義名分の下の拝金主義の方が、私はもっと問題だと最近感じてる。
日本近くの半島の共産主義は独裁の下の共産であり、お隣の方は日本と同じで政治家が自分の立場を守らんがための共産主義だ。でも、キューバでは思想統制なども行われて無く、政府批判も自由だ。車で走ればそこら中でヒッチハイクをしているし、それをちゃんと乗せてあげてる。皆が助け合いの精神で繋がっている。

「チノか?(中国人か?)」の言葉にはフザケルナ!と完全に無視したけど、町中で「ヘイ!アミーゴ!」と何度も声を掛けられた。
日本人だと知るとなんやかやと話しをしてきて、最後には一杯おごらされた(笑)。
彼らからすれば決して“たかった”わけじゃなく、“持ってる人が分け与える”文化なのだ。だから彼らがお金をたくさん持っていれば、きっとわたしにおごってくれただろうと思う。可能性は薄いけど。




さて、もう一度ゲバラに戻ります。
キューバでお土産はラム酒と葉巻が一番有名ですが、実はこのゲバラのお土産が一番種類が多いです。写真集はもちろんのこと、彼の本やTシャツに帽子、はては本の栞まで。
彼がこれほどまでにイイ男でなかったら、今のキューバはまた違ったキューバになっていたかもしれません。


キューバ与太話、まだ続きます。たぶん…………。