子どもの頃にヘビを飼っていたことがある。
クサヘビという、その名の通り淡いグリーンの50cmほどのヘビだった。しかし残念なことに、そのヘビは一週間ほどでケージから脱走してしまった。

普通の家だったら大抵は家人の反対がありそうなものだけど、わたしの母は私が飼いたいといったものにダメだと言った事がなかった。

snake母も寛大だったけれど、近所のおばさんにも凄い人がいて、「タカラガイちゃん、ほら! コウモリ捕まえたからあげる!」と持ってきてくれたりした(母は困ったろうなぁ)。

そのクサヘビは家の前の原っぱで捕まえた。当時、我が家の周囲は自然がいっぱいあって、防風林などもあったからヘビに限らず、クワガタ、カメ、メダカ、e.t.c.・・・いろんな動物や虫を捕まえることが出来た。時には写真のような白蛇に出会うこともあって、子供心に「コイツハ カミサマノツカイダカラ ツカマエチャダメダ」なんて思ってた。

わたしは以前にも書いたけど、は虫類は平気なんだけどゴキブリだけは絶対にダメ! あのカサカサと歩き回る様を見るだけで鳥肌がたつ。
夜半に帰宅し部屋の電気を着けた途端に、あの黒光りする奴がカサカサと目に入ろうものなら深夜であろうと、

ギャ~! となる。


皮剥いで製品になっちゃえば平気らしいけど、女性のは虫類嫌悪は解せない。
そういえば女性に不人気な動物にネズミがいるけど、何故か?

どんなに小さくてもネズミが足下をチョロチョロ歩けば間違いなく、

キャ~! だ。

ディズニーランドでミッキーに会っても、

キャ~!  


本当にネズミがお嫌いらしい。  意味が違うか・・・。
上の方のキャー!の主だって、よく見りゃ可愛い目をしてるんだけどね。

わたしの母だって、突然ネズミに登場されりゃキャ~!なんだけど、それでもわたしの我が儘を鳥肌立てて見守ってくれていたことには、今では本当に感謝してる。

ここで浅田真央ちゃんのトリプアクセルばりに話しはクルンクルンしちゃうんだけど食事中の人やお下品嫌いな人は、ここで読了としてください。
(こんなブログ、食事中に読んでる人もいないか)















































中学時代の親友の家に遊びに行ったとき、友人が「タカラガイ、面白いもの聴かせてやるな」、とカセット・レコーダーを持ち出してきた。

彼がスイッチを入れると、


プッ・・・、ピピピ ピピ~

とか、

ブバッ!

とか、

プゥ~!

とか、延々と流れてくるではないか。

表題からしてもうお判りですね? そうなんです、彼は自分のオナラの音を録音していたのです。

呼吸困難に陥って死ぬんじゃないかと思われるほど笑いこけた後で、涙を流しながら彼は、
「な? なかなか面白いコレクションだろ?」。


いや~、確かにこれは面白いと思いましたね、その時。
自分も何か他人を笑い殺せるほどのコレクションをしたくなりましてね。
で、考えたんですよ。

当時の我が家のトイレは、すでに水洗でしたが和式トイレだったんですね。

アレ? 判っちゃいました?
そうなんです、毎日の健康状態をカメラで記録しておこうと考えたんですね。ヘビのように綺麗にとぐろ巻いてるの撮れたら最高だゾ! ってね。
ところがハタッと気付いたんです。

その頃は当然ですがまだフィルム・カメラしかありません。自分で現像できればいいんですが、そんな記録をDTP出せば近所でどんな噂が立つか・・・・。
泣く泣く諦めたのでした(今だったらデジカメなのでやってたでしょう)。

ヘビやカエル、コウモリの飼育にでも寛大だった母ですが、流石にそんなコレクションを始めたと知れば怒ったことでしょう。