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ちょっと暇つぶしに書店に入って目に止まったので購入したのだけど、残念ながら半分ほど読み進むうちに嫌になってきて読破出来ませんでした。

お話しの内容はとても面白い(未知の世界だし)のだけど、生理的にどうしても私には受け入れられないのです。

南極観測隊に帯同したコックさんのお話なんですが、その料理の具材があまりにも立派で、なんでこんなものまで(苦労して)持っていくのか? と疑問に感じてしまったからです。

確かに平均気温がマイナス57℃、最低気温マイナス80℃にも達する、ウィルスさえも生存できないような過酷な地に1年数ヶ月間も勤務するのだから、食事くらいは贅沢しても……、とは思うのだけれど、その資金ってどっから出てるの?

しかも雑誌社の同行カメラマン以外は、基本的に本人の意思でこの仕事に就いたわけで。(こんな仕事を今どき強制的にやらせたら訴えられますね)

私も学生時代、冬山に登ってカキンコキンに凍ったおにぎりを頬ばった(ガリガリと削り喰った…の方が近い)経験があるけれど、それはそれなりに(あの時は)美味しかった。
過酷さで言ったら比べものにはならないけれど、自分の意志でやってることだから文句の出ようがないのです。

西村氏がアッケラカンと書いているので、読み流してしまうとグルメ旅行記なんじゃないかと思われるのだけど、状況をイメージすればその過酷さは想像を絶していることも事実です。
でも、それを体験したくて彼らは(再び)自分の意志で彼の地に赴いたワケで……。

粗食に甘んじろ! とまで言う気は無いですが、ちょっとなぁ、な内容でした(半分しか読んでないけど・汗)。

手抜き料理をいかに美味しく食べさせるか、を知りたい方には参考になるレシピが随所に書かれていますので、この一冊が重宝することは間違いないでしょう。