海外旅行をするようになって、日本の素晴らしさやスゴさを再認識するようになった。
日本を知らずして何が海外だ!と学生時代はひたすら日本国内をオートバイで走り回っていたけれど、外国から日本を見ることも大切だと最近は感じる。

欧州には行ったことが無いけれど、サンフランシスコやロサンゼルス、シドニーを見ても日本の東京ほど大きな都市はないと実感する。こんな大都市、世界中で他に無いのではないか。

南方の島で家族23人を持つ家主に会ったことがある。その時、彼は私に椰子の葉で編んだコースターを売りに寄ってきた。5つで確か$2だった。それが彼らのひと月の収入だそうだ。それなのに悲壮感など微塵もない。食するには困ることのない場所だからだろうと思う。サカナも果物もふんだんにある。

サンタモニカの海ではイルカの姿も見たけれど、船が1艘も浮かんでいなかった。釣りだの漁だのする人が少ないということだ。

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「原爆実験をするぞ!」と息巻く国にも行ったことは無いけれど、彼らの生活振りが想像できる。きっとひと月2$以上は収入があるだろうけれど、あの裸の王様のもとでは彼らの生活振りが窺えて、気の毒でならない。

グローバリズムの時代だそうだが、そんなことは私にはどうでも良いこと。でも、いま世界がどのようになっているのかは知っておくべきだと思う。日本しか知らない井の中の蛙にはなりたくないから。

そんな意味でこの本は読んで損は無いでしょう。『塗り変わる世界地図の読み方 21世紀の大再編が始まる!』(藤井厳喜・著)
内容的に賛同するか否かは、それぞれが自分で判断すべきだと思うけれど、世界の見方が少し変わる。ちょっと視点を変えて物事を見るのも大切だろう。