昨日、父の墓参りに行って来た。一昨日降った雪が残っていて、北風が強く吹きとても寒かった。
頻繁に墓参する方ではないので、偉そうなことは言えないが、それでも年に3~4回は行っている。そしていつも感じるのだが、父の墓はいつ行ってもきれいだ。近隣の墓に比べていつもきれいで、枯れていることはあっても花が無いことはない。雑草も夏場に少し生えていることがあるだけだ。
今回も行ったら数日前に誰かがお参りをしてくれたらしく、花はまだしっかりとしていた。父がいかに生前、人に慕われていたかが想像出来る。

私は父に親孝行らしきことは一度もしてやれなかった。それどころか父を反面教師として位置付けていた。私自身が息子に対してそのように接しているので、父もそんな私のことを恨んではいないとは思うが、今となってはどうしようもない。
かつて父は「親孝行、やりたいときに親はなし」とよく言っていた。父は若い頃に両親を亡くしている。
当時私は、父が私に親孝行をして欲しいので言っているのだろうと思っていたが、もしかしたら今の私と同じ心境だったのかもしれない。それを私に伝えたかったのかもしれない(って事はやはり孝行して欲しかったのか!)。

さて、私の息子達は親孝行をしてくれるだろうか?(二人とも健康で道に外れたことをしてないから十分に孝行してくれてはいるが…)。 私が死んだら息子達は同じように感じてくれるだろうか? 墓参くらいはして欲しいなぁ。父のように家族以外の人からも献花されるようになれれば最高なんだけど、今の私には少々難しい。取り敢えずは私が他界した時に、息子達くらいからは尊敬されるような生き方をしないといけないな。