とても変わったガイド君に会いました。マレーシア・レダン島でのことです。

潜り始めてしばらくしたら、かみさんが私の尻をツンツンしました。
振り向くと海底を指さしてる。
その指さす先にはアカエイが海底にへばり着き、うっとりとホンソメワケベラに身体の掃除をさせてるじゃないですか!

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よほど気持ちが良いらしく、かなり近寄っても逃げません。
目一杯アップで撮ってやろうと更に近づこうとしたその時、わたしの身体を押しのける奴がいました。
ナント! そのガイド君だったのです@@!

このガイド君、ポイントへ移動中の船上で、カメラの画像を自慢げに私に見せていました。
カメラ持参のガイドは珍しくも無いけど、撮ったカットを自慢するガイドってのは始めてだなぁ…と思っていたら、驚いたことにそのカメラはゲストのものだったのです。

そのゲストのカメラを今回も自分が占有して撮影していたのです。しかもゲストである私を押しのけてまで(`Д´)

いやぁ、たまげましたね。
最初は冗談かと思いました。でも、冗談どころかズ~ッと被写体(アカエイ)独占してます(-_-;)

彼はその後日、彼にカメラを貸していたゲストが居なくなっても、私が撮影してると寄ってきて要らぬ事をしてくれました(ホームページ参照ください)。

想像するに、彼は始めて水中撮影の機会を得たのでしょう。
船上で彼が私に自慢げに見せていたカットは、殆どがフラッシュ撮影したもので、水中では色が飛んで黒っぽく見える被写体が多かったのです。
彼には、肉眼では海中でくすんだ色にしか見えない物が、フラッシュ撮影されて赤や黄色がくっきりと写っていたことが驚きだったのではないかと思うのです。

今後同じチャンスがあっても、撮影にばかり夢中になってないで、ゲストの安全にも注意を払ってくれることを祈ります。

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話しは変わりますがその数日後、マレーシアの屋台街でエイのグリルを食しました。

3㎝四方に賽の目状に包丁を入れられ、ニンニクや香辛料でグリルされたそれは、とっても美味しかったです。
(あまりの旨さに調理後の写真、取り忘れました(^_^;;;)

エイのヒレの部分にはコラーゲンもいっぱいあるから、お肌にもいいんだよ、なんて会話をしながら完食です。

骨まで食べ尽くして、皿の上には何も残りませんでした。

「あの時のエイも食べたらこんなに美味しいのかな?」と、かみさん。

私にはワカリマセン。
でも、あの時の彼女で無いことを祈ります。





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そんな目で睨まないでくださいm(_ _)m