20年近く子どものサッカー・コーチをしていて最近感じることは、いわゆるガキ大将のような子どもがいなくなったことと、挨拶が出来ない子どもが増えていることです。

ガキ大将がいなくなったのも挨拶が出来ないのも、大人のせいだと感じてます。

ガキ大将は大人に抹殺されてしまったのだと思います。
私が子どもの頃は、ガキ大将の後を付いて(時には無理矢理悲しい)行動していたものでした。
しかし、そのガキ大将は自分の仲間(家来?)を大切にし、ケンカになれば身体を張って守ってくれたものです。それなりの統率力も持っていました。

ところが私がコーチを始めた頃にいたガキ大将は、ただ単にいじめっ子としか思えないような、ただのアカンタレ坊主が多かったように感じます。
それで、抹殺されたのでしょう、きっと。大人たちに。
ガキ大将は何たるべきかを教えずに「何をやっとるか!」の怒声ひと声で彼らの行為を押さえ込んでしまったように思います。

ガキ大将、必要なんですけどね。
子供たちには子供たちの社会(世界)で、集団の中で、生きていくルールを覚えていきます。そこに必要なのがガキ大将=まとめ役のリーダーだと思います。
今の子供たちは、組織を嫌って意識的に“個”の中に入ろうとしているように見受けられます。
そんな仲間を引っ張り出してくのがガキ大将の役目(統率力)だと思うのです。

2b000d8a.jpg


写真のレディはコスラエのお嬢さんたちです。
カメラ向けたら、はにかみながらも笑顔を返してくれました。それにしては裏ピースなんかしちゃって、ケンカ売ってんのか!…って感じですけど(笑)。

南の島の子供たちは、恥ずかしげで人見知りもするけれど、大抵は笑顔で接してくれます。異邦人である外国人にも笑顔で挨拶してくれます。
大人たちも殆どの島でフレンドリーに接してくれました。
大人がフレンドリーに人に接するから、その姿を見ている子供たちもそのように振る舞うのでしょう。

名前は伏せますが、大人が警戒心をもって私に接していた島(国)の子どもは、やっぱり私と距離をおいていました。

日本の子供たちがコーチに言われないと挨拶できない…っていうのは、その子の家庭では「おはよう!」の挨拶もないのだろうと思います。

人間社会の中で絶対に忘れてはいけない言葉、ありがとうごめんなさい、も教えていないのではないかと感じます。
もしかしたら親自身が言えないのかもしれません。