所用で大手町まで出向きました。
予定していた時間の半分で仕事は終了。さて、どうしましょ?
 
19496efe.jpg真っ直ぐ帰社しても良いのだけど、せっかく久々の晴天だし(風は冷たいけど)ちょっと寄り道でも……。
ってことで、何時も素通りで立ち寄ったことのなかった将門首塚に寄ってみました。平将門公を祀った神田明神にも毎年参拝してることですしね。

大手町のオフィス街、高く大きなビル群の谷間にポツネンとその碑はありました。

天慶の乱で兄・貞盛に討ち取られ京都に送られて獄門に架けられると、その首は白光を放って東方に飛び去り、武蔵の国に落ちたといわれています。
その際、大地は鳴動して太陽は翳り真っ暗になったと言い伝えられるそうです。
その後もしばしば祟りがあったので、真教上人が法号を追贈して供養したのが、この首塚の歴史のようです。

確かに私もこの首塚の噂・言い伝えを聞いたことがあります。

仕事帰りの酔っぱらったサラリーマンがここで立ち小便したら(周囲はビルばかりで確かに用足すにはここしかない)、直後に車に轢かれて即死したとか。

そんな碑ですから写真撮っても祟られないかな、なんてちょっとビビって撮ったのですが、その直後によくよく見たら線香受けの中にタバコが!
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タバコの灰が長いところを見ると、決して吸いかけを置いたわけでなく、お線香代わりに1本を置いたみたいですが、将門公はタバコ好きなんでしょうか? 
この時代、タバコなんて無かったはずですから、タバコで供養されてもけむかっただけじゃないでしょうか?
祟られないと良いのですけど。

ところでこの時代、藤原氏が政権を一手に握り、国を司る者たちも善政を忘れて私欲に走り民の膏血をむしり取り、その一方で洪水や干ばつで民はその圧政と食糧難で窮状は言語に絶するほどだったと書かれていました。
(時代背景は今の日本と似ていると感じます。もっと酷かったのでしょうけど)

その時に朝廷に立ち向かったのがこの将門公なのです。

現代の日本にも新たな将門公が現れることを祈ります。




ここまで書き終わって読み返して気が付いたのですが、上の写真と下の写真、ちょっと妙なんですけど判ります?

線香受けをよく見てください。















上の大きな写真の線香受けに立っているローソクと、下のアップにした線香受けに立ってるローソク…………。

角度が変わってます!


私はなんにもしてませんよ。

コワ! (>_<);