『ザ・ニューリッチ アメリカ新富裕層の知られざる実態』という本の中で、私たちからすればもう充分だろうというほどの資産(数10億円以上!)を稼いだ人に、「もう充分ですね」という問いを投げかけると必ず「まだ足りない」「もっと稼ぎたい」という返事が返ってきていました。
「はい、もう充分です」という人はいませんでした。

アメリカの自動車業界も経営者が年収数10億円なんて給料を取っていれば、会社が傾かない方が不思議です。
大体そんなに金取って、一体何に使ってるんでしょう?

本来は何かの目的、一般的には楽しい生活をするためにお金を稼いでいるのだと思うのですが、お金を得ることが目的になってしまっているように思えます。

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上の写真はヴァヌアツ共和国のタンナ島という島で出会った少年です。

この島はモノの見事に自然以外は何も無くて、電気もありません。
当然、漫画もゲームもテレビもラジオもありません。
ところが出会う子供たちは皆、明るく朗らかで楽しげなのです。

「あなたは幸せですか?」という単純な質問に、ハイと答えた人が一番多い国がここヴァヌアツ共和国でもあります。
幸福であることは、決して持ってるお金の多寡ではではないのですね。

それにしても上の少年、実はボロボロのボールを裸足(!)で蹴っていたのですが、ボール蹴った直後にカメラ目線ってどういう運動神経してるんでしょ?