近頃、いわゆるガキ大将の姿を見かけなくなりました。
わたしが教えているサッカー・クラブの子供たちの中にも、10年ほど前には各学年に一人くらいはガキ大将でリーダー格になる子供がいたものですが、最近はとんとお目にかかりません。
聞き分けが良く、お行儀も良い子供が多くなりました。数十名の子供たちをまとめなくてはならない私たちにとっては、とても助かることなのですが少々寂しくもあります。
それでも中にはなかなか頼もしく面白い子供もいます。本日はそんな子供を二人ほどご紹介しましょう。
まず一人目はメガネでサッカーを頑張るのび太クン。(のび太くんは私が勝手に付けた私だけの彼のあだ名です)
ある日、練習開始10分ほど前にグランドに姿を現したのび太くん。
唐突に今年オリコン1位になった秋川雅史の「千の風になって」を歌いながらグランドを走り回り始めました。
♪わたしのお墓の前?で?、泣かないでください?
………と。
この歌を歌いながらグランドを走る、という行為そのものが十分変なのですが、なんと第2フレーズに入るや、
♪わたしの?、お尻の前で?、泣かないでください?!♪
そして、「キャハハハハ
」と一人で大笑いしグランドを走り続けたのです。
相手は誰もいません。のび太くん一人の自作自演です。その光景が想像できますか?
思いっきりズッコケました。
そして二人目。
彼にはあだ名は付けていません。でも発想が宇宙人のような子供です。彼の行動は、大人の想像を軽々と超えていくのです。
彼にはお兄さんがいるのですが、弟が真っ直ぐ家に帰らないからと、歩きながら弟にお菓子を一粒づつ渡しながら帰宅していた事がありました。弟の宇宙人クンは目の前に出されたお菓子に釣られて進み、帰宅するのです。まるでスズメです。
その宇宙人クン、サッカーの紅白戦の試合中に突然、走るのをピタッと止めたかと思うと空を見上げました。
そばで審判をしてた私も眼中に無く、
「変な雲?!」。
ゲームの最中ですよ。
サッカー指導者として悲しさを通り越し、絶句してしまいました。
わたしは子供たちの技術を向上させようと思って指導していません。
少しでも子供たちがサッカーを楽しんで、好きになってくれれば良いと思って子供に接しています。
サッカーを好きにさえなってくれれば、子供たちは止めろと言っても練習をし、放っておいても自ずと上手くなっていくものなのです。サッカーに限らず何でもそうでしょうが…。子供たちがそうなったら、今度は優秀な指導者が必要ですけどね。
なのでこのような場面に遭遇すると、私は自分の指導方法に自信を無くします。
自分の指導に迷いは出るのですが、でも私はこのような子供が大好きです。
このような子供に会えるからこそ、いまだにサッカー・コーチが続けられているような気がします。
こんな子供たちが卒業までにサッカーを好きになってくれれば本望なのです。そういう子が毎年何人かいるので、卒業試合はいつも涙で観戦出来なくなります。
こんな自由な発想の出来る奔放な子供たちの方が、最後にはイマジネーション溢れるロナウジーニョのような選手になれるのではないかと思っています。
わたしが教えているサッカー・クラブの子供たちの中にも、10年ほど前には各学年に一人くらいはガキ大将でリーダー格になる子供がいたものですが、最近はとんとお目にかかりません。
聞き分けが良く、お行儀も良い子供が多くなりました。数十名の子供たちをまとめなくてはならない私たちにとっては、とても助かることなのですが少々寂しくもあります。
それでも中にはなかなか頼もしく面白い子供もいます。本日はそんな子供を二人ほどご紹介しましょう。
まず一人目はメガネでサッカーを頑張るのび太クン。(のび太くんは私が勝手に付けた私だけの彼のあだ名です)
ある日、練習開始10分ほど前にグランドに姿を現したのび太くん。
唐突に今年オリコン1位になった秋川雅史の「千の風になって」を歌いながらグランドを走り回り始めました。
♪わたしのお墓の前?で?、泣かないでください?

この歌を歌いながらグランドを走る、という行為そのものが十分変なのですが、なんと第2フレーズに入るや、
♪わたしの?、お尻の前で?、泣かないでください?!♪
そして、「キャハハハハ

相手は誰もいません。のび太くん一人の自作自演です。その光景が想像できますか?
思いっきりズッコケました。
そして二人目。
彼にはあだ名は付けていません。でも発想が宇宙人のような子供です。彼の行動は、大人の想像を軽々と超えていくのです。
彼にはお兄さんがいるのですが、弟が真っ直ぐ家に帰らないからと、歩きながら弟にお菓子を一粒づつ渡しながら帰宅していた事がありました。弟の宇宙人クンは目の前に出されたお菓子に釣られて進み、帰宅するのです。まるでスズメです。
その宇宙人クン、サッカーの紅白戦の試合中に突然、走るのをピタッと止めたかと思うと空を見上げました。
そばで審判をしてた私も眼中に無く、
「変な雲?!」。
ゲームの最中ですよ。
サッカー指導者として悲しさを通り越し、絶句してしまいました。
わたしは子供たちの技術を向上させようと思って指導していません。
少しでも子供たちがサッカーを楽しんで、好きになってくれれば良いと思って子供に接しています。
サッカーを好きにさえなってくれれば、子供たちは止めろと言っても練習をし、放っておいても自ずと上手くなっていくものなのです。サッカーに限らず何でもそうでしょうが…。子供たちがそうなったら、今度は優秀な指導者が必要ですけどね。
なのでこのような場面に遭遇すると、私は自分の指導方法に自信を無くします。
自分の指導に迷いは出るのですが、でも私はこのような子供が大好きです。
このような子供に会えるからこそ、いまだにサッカー・コーチが続けられているような気がします。
こんな子供たちが卒業までにサッカーを好きになってくれれば本望なのです。そういう子が毎年何人かいるので、卒業試合はいつも涙で観戦出来なくなります。
こんな自由な発想の出来る奔放な子供たちの方が、最後にはイマジネーション溢れるロナウジーニョのような選手になれるのではないかと思っています。
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