国の政治はその国民の顔でもある。
その国民が1票を投じた結果が今の政治だからだ。
そんな当たり前の事だけれど、果たして今の日本国民の何%が「私の国の政治は最高です!」と胸を張ることが出来るだろうか?
(私は投票に行っていませんから! なんて自慢げに言うバカもいるけど)

いま大問題になっている社会保険庁の年金問題など、関係者の応対を見る限りまるで他人事だ。
歴代の大臣に責任の擦り合いをしているどころか「いえ、私には判りませんから」と堂々と言っているバカな役人もいた。
耐震偽装で売られたマンションの販売員が「いえ建てたのは私ではありませんから」などと言えると思っているのか?

先週発売された週刊ダイヤモンドで地球温暖化の問題が取り上げられていた。
全世界の二酸化炭素排出量は265億トンで、最大排出国がアメリカで総排出量の22.1%、2番目の排出国が中国で18.1%だそうだ。ちなみに日本は4.8%

京都議定書議決から10年が経過し、何も改善されていないようだけれど、今後の国家レベルでの協議の行方がレポートされている。
アメリカと中国を中心にして世界レベル、国家レベルでの取り組みが必要なのは歴然としている。

しかしながら私たち国民レベルでも、ひとり一人が取り組むべき問題だと私は思う。
社会保険庁の関係者は、全員解雇されても文句は言えないだろう。一般企業だったら今ごろは倒産しているんだから。
だから、年金問題に真摯に取り組む政治家を、ちゃんと見極めなくてはいけないと思う。
そして企業からの献金や組織票ばかりをあてにする政治家でなくて、本気で地球温暖化に取り組んでいる政治家を応援するべきだ。

一方で温暖化防止にちゃんと取り組んでいる企業の製品を私たちは買うべきだろう。
少なくとも無駄な消費で更なる無駄な製造を促すのはもう止めよう。
温暖化防止に取り組んでいないような国家&企業の製品なぞには不買運動を起こすべきだと思う。

私たちが出来ることを、ひとり一人が自覚をもって行えば企業を、そして国家を変えることなんかたやすいはずだ。