新聞からハラリと落ちたチラシ。宅配専門ソバ屋のチラシだった。
何の気なしに裏面のメニューを見、表に返して驚いた。

当店は使い捨てドンブリを使用しています

とキャッチコピーよろしく大書きされていた。
使い捨てドンブリをアピールするってことは、それを望む消費者がいるってことか?

割り箸をいまだに使っているのは日本くらいのものだろう。
お隣の韓国は数年前に割り箸禁止の法律が施行され、その翌日からものの見事に割り箸が消えたそうだ。
私の友人がその法律の施行日にたまたま韓国にいて、その徹底振りに驚いたそうな。

本来なら“マイ箸”を持ち歩くべきと思いながら実行に移していない私に、こんな事を書く資格は無いのは重々承知している。
けれど、使い捨てドンブリ使用をアピールするこの宅配ソバ屋の感覚には流石に驚いてしまった。

今や企業は環境保護を全面に打ち出してイメージ・アップに懸命になっているというのに、堂々と使い捨てドンブリ使用をアピールしているこのソバ屋の店主はいったいどんな人なのだろう?

むしろ宅配専門ならばこそ、
割り箸ご入り用の方はお申し付けください。1膳△円です。
の方がイメージ・アップになると思うのだけれど。
箸の1膳や2膳、普通の家なら大抵あるだろう。

使用したドンブリだって、何で食後に玄関先に置いておくのが面倒なのか、私には理解できない。
ハエやネコなどが来るからというなら、サッと洗って置いておけば良いだけのことなのに。