年末年始をインドネシアのバリ島で過ごした。
バリ島は6年ぶり2度目の来訪となる。21世紀の幕開けを迎えたのがこのバリ島だった。当時はまだ愚息どもも小さく、親との同行旅行を拒まなかったけれど、流石に最近は一緒に行きたがらない。
男ならば当然だと思う。私もそうだったから。6992fb3b.jpg

しかし今回は無理矢理連れて行った。これからは家族で旅行などそうそう出来そうに無いと思ったからだ。
それとまだバリ島を訪れた事がないという私の母を連れて行く目的もあった。

バリ島にはこれといった見どころは少ない。ウブドゥ周辺とタナロットに代表されるいくつかの寺院、写真のライステラス、後は木彫や銀細工、細密画を作る村々などくらいが観光名所だ。
観光よりはサーフィンやダイビング、そしてゴルフやエステなどで過ごす人が大半のようだ。
その為かバリは好きだという人ともう二度と来ないという人に2分されるような気がする。

今回、ホテルで知り合った家族は毎年バリで年を越しているという。折角海外に出るのだからと私は極力日本人が利用しないホテルを好んで選ぶ。今回も日本人滞在者が少なそうなホテル(サヌール、プリ・サントリアン)を選んだけれど、2組の日本人観光客と一緒になった。
で、話を戻そう。私はバリ島に関しては後者だ。別に嫌いでは無いけれどまた来ようとは思わない。
けれど今回初めてバリでゴルフをして、このコースだったらもう一度ラウンドしてみたいと思った。79ae8db5.jpg

バリ島西部、タナロット寺院のそばにあるニルワナ・ゴルフコースだ。
フォーチュン誌が選んだ世界のゴルフ場ベスト5に入る名コースだそうだ。

プレイ当日、生憎の豪雨でスタートは2時間待ちとなったけれど、日本だったら無理矢理スタートさせられていただろう。聞くところではこの日は20数組しか予約を入れていなかったらしい。だからこそ出来たのだと思う。

それにしてもこのコースの面白さはコースの設計にある。グレッグ・ノーマンの設計だそうだけれど、何でコース内にライステラスがあるのだ(上写真)。
海越えのショットを要求するホールやコース内に寺院もある。右下写真のようにタナロット寺院を遠く眺めながら(写真左側の海岸線に建つ寺院)打っていくショートホール(No.7)もある。
とにかくトリッキーで(わたし好み)、景観も毎ホールが飽きさせない。

成田空港でゴルフのキャディ・バッグを持参する旅行客を良く見かける。いつもその度に「海外でゴルフするくらいなら日本の方が綺麗で素晴らしいのに…。わざわざあんなバッグまで持って行かなくとも…」と思っていた。
けれど、今回プレーしたニルワナではレンタル・クラブでプレーした事を悔やんだ。e4225648.jpg
こんな素晴らしいコースだったら自分のクラブでプレーするべきだった。大した道具でもないし、仮に持参したとしてもスコアは変わらずメタメタだったろうけど、自分で納得出来るゴルフをしたかった。

城趾後に出来たゴルフ場は日本でも知っているけれど、コース内にお寺や水田があるゴルフ場など初めて見た。
このニルワナ・ゴルフコースに何で水田があるのかは聞き忘れた。しかしこの周辺はライステラスで有名なエリアだとは聞いた。水田のあるところにゴルフ場を造ったのか、それとも水田が有名だからゴルフ場建設時に水田も造ったのか? 
ゴルフ場内の水田はコース管理人が管理しているのだそうだ。出来たお米は従業員が食するのかと思ったら売りに出されているという。

さて今年の年末、ニルワナ再挑戦をしてみたいなぁ。今度の年末年始はカレンダー通りなら長い休みとなる。ゴルフとダイビング三昧の休暇も良いかもしれない。
アレ? 結局わたしもバリ島の魅力に引き込まれてしまったのだろうか?

※ゴルフ場の写真はコースのホームページより無断借用(^_^;;;