旅行の際に数日間分の衣類やモロモロをバッグに詰め込まねばならない。
最近はすっかり手慣れてしまって、何を持っていこうかと悩むことも無くなった。旅行から帰った際に、衣類を洗濯したらそのままそっくり仕舞い込んでしまうので、次回はそのワンセットを詰め込めば良いだけだ。

その際のパッキングも最近は適当に詰め込んでいる。
昔は下着や衣類をクルクルとロール状にしてピッチリとボストンに入れていたけれど、なまじっかピッチリ収まってしまうと、現地でお土産などを買った際に入れる場所が無くなって困ることになる。
実際はお土産なんぞは殆ど買わないから、ボストンの空きスペースを気にする必要はあまり無いのだけれど、宿泊施設を出る際に時間が無いときなどピッチリだと焦る。ザックリの方が慌てなくて済むのだ。小を兼ねる大がやっぱり楽だ。

とはいえ大は小兼ねるもケースバイケースで、自然が相手の場合はむしろ逆になる。持ち運ぶものはなるべく小さく軽く…が鉄則。

昔、山登りに凝っていた頃は全てを自分が背負って歩くわけだからパッキングにはかなり気を使った。左右の重量バランスが少しでもずれると疲労が倍増するし、ザックの重心が下に行くと腰に負担がかかるので重いものは上の方に入れた方が良い。
急な天候変化も頻繁にあるから、防寒具や雨具を直ぐ出せる場所に入れておかないと下着やらテントやらを狭い山道に広げる羽目になる。

イーコレ○クトのテレビCMでは無いけれど“あれもこれも…”は旅行には不都合だ。昔のヨーロッパ貴族のように使用人を何人も引き連れて行くなら話は別だけど、最低必要分だけをサッと詰めて格好良く行きたい。

かつてハワイ旅行にデパートの紙袋に衣類を詰め下駄履き姿で成田空港にやって来た上司がいたそうだ。早稲田大学山岳部出身のバンカラ先輩だ。
いくら旅慣れているとは言ってもちょっとそこまでは……、流石の私も……。