芝生のグランドで数回、サッカーをしたことがある。それはそれは気持ち良くゲームを楽しむことが出来る。
転んでも痛みは少ないし、怪我もしづらい。その一番の恩恵を受けるのがゴールキーパーで思いっきり飛ぶ(セービング)ことが出来る。フィルダーとしてもボールが芝で浮くので蹴りやすい。初めて芝生の上でボールを蹴ったとき、いつもの自分のキックではないボールの跳び方に驚いた。

オーストラリアやアメリカなどではグランドといえば芝生が当たり前で、土のグランドを見た記憶が無い。
しかし、日本では芝生のグランドを探す方が大変だ。かつて子供達に一度は芝生でサッカーをさせてあげたいと、茨城県の鹿島で合宿を行ったことがあったけれど、遠征しないとなかなか芝のグランドではゲームが出来ない。

先週末、地元のサッカー関係者と飲む機会があった。その時に聞いたのだけれど世田谷区の某小学校は校庭を全面芝生にしたそうだ。
「それは素晴らしい! さぞ子供達は喜んでいるでしょうね」と言ったら、ナント! サッカーは禁止になったという。
どういう事ですか? と聞いたら「芝生が痛むからだそうです」。
そんなバカな! だったら何のために芝生にしたのか! 

このブログで以前“デモシカ先生”の事を書いたけれどそれ以下の教師がここにいた。
今どき校長の一存で事が決定できるとは思えないから、学校ぐるみ殆どの教師が“デモシカ教師”以下のアホ教師ということだ。

サッカーで芝生が痛むのは当然のことだ。それを知っていて芝を張ったのだろうか? 芝が痛むのはゴールの前だけだ。ゴールの位置をその都度変えて使用すれば芝はさほど痛むことは無い。

想像するに芝を張るのは区か都の予算。多分、その学校を卒業した代議士あたりが地元の票を集めるためにやったのではないか? ところが芝の管理費は学校負担。学校としてはそこまで予算を捻出できない…。そんなところだろう。

年間、芝生の管理費がいくら掛かるか私は知らないけれどそんなもの使用する側、学校と生徒側の全家庭で分担すればたかが知れているだろうに。
子供達から校庭を使うこと、サッカーすることを奪うくらいならサッサとそんな芝生ははがしてしまった方がいい。

世界に羽ばたいていける子供たちの可能性を何故、潰してしまうのか。ロナウジーニョのような選手が生まれるかもしれない可能性を何故、奪うのか?
こんなバカ教師どもの学校に通う子供達が可哀想でならない。せめて教室での授業が素晴らしければまだ良いのだけれど、きっとそれも想像できる程度のものだろう、きっと。